JavaScriptのエスケープシーケンスのサンプルです。
目次
サンプル | エスケープシーケンスとは |
主なエスケープシーケンスの一覧 | |
エスケープシーケンスのサンプル |
エスケープシーケンスとは
\文字 |
- エスケープシーケンスは、通常の文字の機能や意味とは異なるものにします。
→\"で文字列をくくるダブルコーテーション(")の機能はなくして文字として表示させる。
→\nで改行とします。\tをタブとします。 - 円記号(バックスラッシュ)はエスケープ文字です。
- エスケープ文字+文字でエスケープシーケンスです。
- バックスラッシュ(円記号)の文字コードは、shift-jisでは0x5C、UnicodeではU+005Cです。
以下の場合は、エスケープシーケンスは不要です。
→文字列をダブルコーテーションで括った場合で、シングルコーテーションを入力する
→文字列をシングルコーテーションで括った場合で、ダブルコーテーションを入力する
主なエスケープシーケンスの一覧
エスケープシーケンス | 説明 |
---|---|
\' | シングルコーテーションを文字として表示する |
\" | ダブルコーテーションを文字として表示する |
\t | タブを表示する |
\v | 垂直タブ |
\¥ | 円記号(バックスラッシュ)を表示する |
\0 | ヌル文字 |
\n | 改行 (LF)する |
\r | 復帰 (CR) |
\b | バックスペース |
\f | 改ページ |
\XXX | ASCII文字を表示する XXXは3桁の8進数です。\101はAと表示されます。 |
\xXX | ASCII文字を表示する XXは2桁の16進数です。\x41はAと表示されます。 |
\uXXXX | Unicode文字を表示する xxxxは4桁の16進数です。\u0041はAと表示されます。 サロゲートペアの文字では2つになります。 サロゲートペアの文字の「????」は、\ud842\udfb7です。 |
\u{XXXXX} | Unicodeコードポイントのエスケープです。 \u{0041}はAと表示されます。 サロゲートペアの文字の「????」は、\u{20bb7}です。 |
エスケープシーケンスのサンプル
<script>
console.log('あいう\'えお'); // あいう'えお
console.log("あいう\"えお"); // あいう"えお
</script>
2行目はシングルコーテーションを、4行目はダブルコーテーションをエスケープしています。
文字列の開始と終了の機能ではなく、文字として表示しています。
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