JavaScriptの文字列と数値の変換のサンプルです。
目次
文字列→数値 | 文字列を数値に変換する(parseInt) |
文字列を数値に変換する(Number関数) | |
数値→文字列 | 数値を文字列に変換する(String関数) |
データ型 | データ型を調べる(typeof演算子) |
文字列を数値に変換する(parseInt)
parseInt(文字列, 基数); |
- 文字列を数値にして返します。
→parseInt(2.5,10)は、2になるので注意します。 - 1つめの引数は数値に変換する文字列を指定します。
- 2つめの引数は、10を指定すると文字列を10進数とみなし、数値変換時に10進数の数値にします。意図しない動作を防ぐため指定したほうが良いです。
<script>
const a = "09";
console.log(parseInt(a,10)); //9 (2つめの引数の10は10進数を表す)
console.log(typeof parseInt(a,10)); //number
const b = "-5";
console.log(parseInt(b,10)); //-5 (マイナス可)
console.log(typeof parseInt(b,10)); //number
const c = "100";
console.log(parseInt(c,8)); //64 (8進数の100を10進数に変換)
const d = "100";
console.log(parseInt(d,16)); //256 (16進数の100を10進数に変換)
const e = "2.5";
console.log(parseInt(e,10)); //2 (整数のみになる)
const f = "010kg";
console.log(parseInt(f,10)); //10 (文字列の前までを数値とする)
const g = "あいう";
console.log(parseInt(g,10)); //NaN
</script>
20行目は、数値と文字が入っていた場合です。文字列の前までを数値として変換します。
エラーにならないので注意が必要です。
23行目は、すべて文字の場合です。NaNになります。
NaNとは非数値です。(Not a Number)
文字列を数値に変換する(Number関数)
- Number(2.5)は、2.5になります。
→parseInt(2.5,10)は、2になります。
<script>
const a = "09";
console.log(Number(a)); //9 (数値に変換)
console.log(typeof(Number(a))); //number
const b = "-5";
console.log(Number(b)); //-5 (マイナス可)
console.log(typeof(Number(b))); //number
const c = "2.5";
console.log(Number(c)); //2.5 (parseIntと異なり小数点以下も表示)
const d = "010kg";
console.log(Number(d)); //NaN (数値と文字が入っていた場合はNaN)
const e = "あいう";
console.log(Number(e)); //NaN
</script>
14行目は、数値と文字が入っていた場合です。parseIntと異なりNaNになります。
NaNとは非数値です。(Not a Number)
17行目は、すべて文字の場合です。NaNになります。
数値を文字列に変換する(String関数)
<script>
const a = 100;
console.log(String(100)); //100
console.log(typeof(String(100))); //string
</script>
3行目は、String関数で数値を文字列にキャストしています。
数値を文字列に変換する(+演算子)
<script>
const a = 100 + "";
console.log(typeof(a)); //string
</script>
+演算子の使用で数値は文字列になります。
以下は、MDNのparseIntのリンクです。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/parseInt
データ型を調べる(typeof演算子)
typeof operand |
- typeof演算子は、データ型を調べることができます。
- 戻り値は、データ型を示す文字列を返します。
<script>
console.log(typeof 100); //number
console.log(typeof "100"); //string
</script>
3行目は、数値型なのでnumberと表示されます。
5行目は、文字列型なのでstringと表示されます。
以下は、MDNのtypeof演算子のリンクです。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Operators/typeof
関連の記事
JavaScript if文 条件分岐を行うサンプル
JavaScript if文の == と === の違い
JavaScriptのデータ型とデータ型を調べる方法