JavaScriptの計算のサンプルです。
目次
サンプル | 数値の演算 |
代入演算子 | |
インクリメント(++) | |
デクリメント(--) | |
偶数か奇数か判定する | |
文字列を数値に変換する |
数値の演算
数値の演算のサンプルです。
<script>
//足し算
console.log(6 + 3); //9
//引き算
console.log(6 - 3); //3
//掛け算
console.log(6 * 3); //18
//割り算
console.log(6 / 3); //2
//割り算の余りがある場合
console.log(5 / 3); //1.6666666666666667
//割り算の余りを切り捨て
console.log(Math.floor(5 / 3)); //1
//余りを求める
console.log(5 % 3); //2
//べき乗
console.log(2 ** 4); //16
</script>
18行目は、floorメソッドで小数点以下を切り捨てています。
21行目の%は、割り算の余りを求めます。
24行目は、べき乗です。1つ目の数値を 2つ目の数値でべき乗します(2*2*2*2=16)。
オペランドと演算子の関係
+や-などの演算子をオペレータといいます。
変数や1や2などのリテラルは、オペランドといいます。
小数点同士の計算
0.1*0.1は0.01になるはずですが、異なる値になってしまいます。
<script>
console.log(0.1 * 0.1); //0.010000000000000002
</script>
小数点のある値で計算をすると誤差が発生する場合があるので注意して下さい。
計算する場合は、値をいったん整数にして計算し元に戻す等などします。
代入演算子
計算がある代入演算子のサンプルです。
計算した後に変数に代入します。
<script>
let a = 6;
console.log((a += 3)); // a = a + 3 と同じ → 9
let b = 6;
console.log((b -= 3)); // b = b -3 と同じ → 3
let c = 6;
console.log((c *= 3)); // c = c * 3 と同じ → 18
let d = 6;
console.log((d /= 3)); // d = d / 3 と同じ → 2
let e = 5;
console.log((e %= 3)); // e = e % 3 と同じ → 2
let f = 2;
console.log((f **= 4)); // f = f ** 4 と同じ → 16
</script>
15行目の%は、割り算の余りを求めます。
18行目は、べき乗です(2*2*2*2=16)。
以下は、MDNの代入演算子のリンクです。https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Operators/Assignment_Operators
インクリメント(++)
インクリメントのサンプルです。
演算子が前にあるか後ろにあるかで結果が変わります。
<script>
let a = 0;
const b = ++a;
console.log(b); // 1
console.log(a); // 1
let c = 0;
const d = c++;
console.log(d); // 0
console.log(c); // 1
</script>
3行目は、変数の前に++がついています。値に1を足してから変数に代入します。
8行目は、変数の後ろに++がついています。値を変数に代入してから1を足します。
デクリメント(--)
デクリメントのサンプルです。
演算子が前にあるか後ろにあるかで結果が変わります。
<script>
let a = 0;
const b = --a;
console.log(b); // -1
console.log(a); // -1
let c = 0;
const d = c--;
console.log(d); // 0
console.log(c); // -1
</script>
3行目は、変数の前に--がついています。値から1を引いてから変数に代入します。
8行目は、変数の後ろに--がついています。値を変数に代入してから1を引きます。
偶数か奇数か判定する
偶数か奇数か判定するサンプルです。
<script>
const a = 10;
if (a % 2 == 0) {
console.log("偶数です"); // 偶数です
} else {
console.log("奇数です");
}
</script>
4行目は、割り算の余りを求める%を使用し、余りが0のときは偶数、0以外のときは奇数と判定しています。
文字列を数値に変換する
<script>
const a = "9";
console.log(Number(a)); //9
console.log(typeof(Number(a))); //number
const b = "9";
console.log(parseInt(b,10)); //9
console.log(typeof parseInt(b,10)); //number
</script>
3行目は、Number関数で文字列を数値にしています。小数点も可能です。
7行目は、parseInt関数で文字列を数値にしています。小数点がある場合は切り捨てられます。
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