JavaScriptのfloorメソッドで、切り捨てを行うサンプルです。
目次
サンプル | 切り捨てる(floorメソッド) |
小数第一位で切り捨てる | |
小数第二位または小数第三位で切り捨てする | |
1の位または10の位で切り捨てる | |
floorメソッドとtruncメソッドの違い |
切り捨てる(floorメソッド)
Math.floor ( 数値 ) |
- floorメソッドは、引数の数値の小数第一位を切り捨てます。
- 少数第一位以外を対象とする場合は、値を10倍にしたり1/10にする等の操作で求めることができます。
- floorは床という意味です。
小数第一位で切り捨てる
小数点以下を全てなくします。
<script>
// 小数点以下で切り捨て
console.log(Math.floor(2.26)); // 2
// 小数点以下で切り捨て
console.log(Math.floor(2.82)); // 2
// マイナス値の場合
console.log(Math.floor(-2.82)); // -3
</script>
floorメソッドで小数第一位を切り捨てています。
9行目は、マイナスの値の場合です。
小数第二位または小数第三位で切り捨てする
<script>
const num = 12.2627;
// 小数第二位以下を切り捨て
console.log((Math.floor(num * 10)) / 10); // 12.2
// 小数第三位以下を切り捨て
console.log((Math.floor(num * 100)) / 100); // 12.26
</script>
5行目は、小数第二位で切り捨てています。以下の操作です。
1.対象の値に10を掛けます。(12.262 * 10 = 122.62)
2.floorメソッドを使用して小数点以下を切り捨てます。(122.62 → 122)
3.対象の値を再度10で割ります。(122 / 10 = 12.2)
1の位または10の位で切り捨てる
<script>
const num = 122.2;
// 1の位で切り捨て
console.log((Math.floor(num/10)) * 10); // 120
// 10の位で切り捨て
console.log((Math.floor(num/100)) * 100); // 100
</script>
5行目は、1の位で切り捨てています。以下の操作です。
1.対象の値を10で割ります。(122.2 / 10 = 12.22)
2.floorメソッドを使用して小数点以下を切り捨てます。(12.22 → 12)
3.対象の値を再度10で掛けます。(12 * 10 = 120)
floorメソッドとtruncメソッドの違い
floorメソッドとtruncメソッドの違いです。
<script>
// 小数第一位で切り捨て
const a = 2.26;
console.log(Math.floor(a)); // 2
console.log(Math.trunc(a)); // 2
// 小数第一位で切り捨て
const b = 2.82;
console.log(Math.floor(b)); // 2
console.log(Math.trunc(b)); // 2
// マイナス値の場合
const c = -2.82;
console.log(Math.floor(c)); // -3
console.log(Math.trunc(c)); // -2
</script>
truncメソッドは、Floorメソッドと同じく小数第一位で切り捨てます。
違いは、17行目のマイナスの値の場合です。
Floorメソッドは、負の無限大方向になります。
truncメソッドは、小数部の桁を破棄します。
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