JavaScriptのsliceメソッドで、文字列を切り出すサンプルです。
目次
サンプル | sliceとは |
文字列の一部を取得(開始位置+終了位置を指定) | |
文字列の途中から最後までを取得 | |
文字列の後ろから文字を取得 | |
末尾の文字を削除 | |
頭ゼロをつける |
sliceとは
文字列.slice (開始位置,終了位置) |
文字列.slice (開始位置 ) |
- 1つめの引数の「開始位置」から2つめの引数の「終了位置」の前にある文字までの新しい文字列を返します。
- 最初の1文字目の位置は0から始まります。
- 1つめの引数が2つめの引数より大きい場合、空文字を返します。(substringとの違い)
- 2つめの引数がマイナスの場合、後方からの文字数として扱います。(substringとの違い)
- 引数が一つの場合は、「開始位置」から最後の文字までの新しい文字列を返します。
文字列の一部を取得(開始位置+終了位置を指定)
<script>
const a = "あいうえお";
console.log(a.slice(0, 1)); // あ
console.log(a.slice(1, 2)); // い
console.log(a.slice(2, 3)); // う
console.log(a.slice(0, 3)); // あいう
console.log(a.slice(2, 4)); // うえ
</script>
4~6行目は、指定の位置から1文字取得しています。
8行目は、最初の文字「あ」から3文字取得しています。
10行目は、途中にある文字の「う」から2文字取得しています。
文字列の途中から最後までを取得
<script>
const a = "あいうえお";
console.log(a.slice(2)); // うえお
console.log(a.slice(3)); // えお
console.log(a.slice(4)); // お
</script>
指定した位置の文字から最後の文字まで取得しています。
文字列の後ろから文字を取得
<script>
const a = "あいうえお";
console.log(a.slice(-2)); // えお
console.log(a.slice(-3)); // うえお
console.log(a.slice(-4)); // いうえお
</script>
引数がマイナスの場合、後方からの文字数で取得します。
末尾の文字を削除
<script>
const a = "あいうえお";
console.log(a.slice(0, -1)); // あいうえ
console.log(a.slice(0, -2)); // あいう
console.log(a.slice(0, -3)); // あい
console.log(a.slice(1, -1)); // いうえ
console.log(a.slice(1, -2)); // いう
console.log(a.slice(1, -3)); // い
</script>
1つめの引数は開始位置です。マイナスの数値分文字を削除します。
頭ゼロをつける
引数マイナスを利用して頭ゼロをつけるサンプルです。
<script>
const a = "9";
console.log(("000" + a).slice(-3)); // 009
console.log(("00000" + a).slice(-5)); // 00009
const b = "90";
console.log(("000" + b).slice(-3)); // 090
console.log(("00000" + b).slice(-5)); // 00090
</script>
引数がマイナスの場合、後方からの文字数で取得するのでそれを利用します。
3,7行目は、3桁で頭ゼロをつけています。
4,8行目は、5桁で頭ゼロをつけています。
以下はMDNのsliceメソッドのリンクです。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/String/slice
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