EclipseにJDKのJREを設定する手順とプライベートJREとパブリックJREについてです。
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目次
JDKのJREを設定する手順
JDKのJREを設定する手順です。
1.「ウィンドウ」→「設定」をクリックします。
2.「Java」→「 インストール済みのJRE」→ 「追加」をクリックします。
3.「標準VM」を選択します。
4.「ディレクトリー」ボタンを押してJDKのフォルダを指定して「完了」を押します。
例:C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_20
※ダイアログ中央部のライブラリーにはJDK配下にあるJREが表示されます。
5.追加した行のチェックボックスをチェックして、OKボタンを押すとそのJREを使用できます。
プライベートJREとパブリックJRE
- プライベートJREは、JDKの内部にあります。上記の手順はこのJREを指定しています。
→例、C:\Program Files\Java\jdk1.8.0\jre - パブリックJREは、JDKに含まれていません。一般のソフトが利用できます。
→例、C:\Program Files\Java\jre1.8.0 - 以下のOracleの「Javaの概念と定義に関する用語集」の説明の中にプライベートJREとパブリックJREの説明があります。
https://www.java.com/ja/download/faq/helpful_concepts.xml
jarファイルの違いを確認する
1.プライベートJREのrt.jarを展開すると、ソース添付とJavadocロケーションにパスの記載があります。
(以下の図は、「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「 インストール済みのJRE」でJREを選択して「編集」で表示します。)
2.パブリックJREのrt.jarを展開すると、ソース添付はなしで、Javadocロケーションにパスの記載があります。
ソース添付とは何か
「ソース添付」にパスの記載があると、ソースを確認できます。
1.例としてSystemクラスをクリックしてF3キーを押します。
2.Systemクラスのソースコードが表示されます。
3.ない場合は、「ソースが見つかりませんでした」という画面が表示されます。
Javadocロケーションとは何か
「Javadocローケーション」にパスの記載があるとjavadocを確認できます。
1.例としてSystemクラスをクリックしてF2キー+シフトキーを押します。
2.Systemクラスのjavadocが表示されます。
3.ない場合は、「JavadocロケーションURLを指定してください」というダイアログが表示されます。
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