Eclipseを動かしているJava VMを確認する方法

目次

Java VMとは

Java VM(Java Virtual Machine)は、JavaプログラムをOSに依存せず動かす仕組みを提供しています。

EclipseとJVMの関係

Eclipse自体もJavaで作られているアプリケーションです。

そのため、Eclipseを起動するときには裏でJVMが動いていて、
Eclipseのプログラム(バイトコード)を読み込み・実行しています。

例えば、Windows上でEclipseを起動するとき、eclipse.exeが直接Javaを動かしているのではなく、Java VM(JVM)を呼び出してEclipseの本体を実行しているイメージです。

Eclipseを動かしているJava VMを確認する

1.「ヘルプ」→「Eclipseについて」をクリックします

 

2.「インストール詳細」をクリックします。

 

3.「構成」のタブをクリックし、「-vm」の下に記述されているのがEclipseを動かしているJava VMです。サンプルでは、「C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_121\bin\javaw.exe」と記載されています。

eclipse.iniで指定する/しない場合

JDKを指定した場合

eclipse.iniファイルに起動するJava VMを指定できます。

以下は、eclipse.iniにJDKのbinのjavaw.exeを指定しました。

1行目は、-vmオプションです。
2行目は、場所です。

 

Eclipseでは以下になります。

 

以下は、eclipse.iniにJDKのbinフォルダを指定しました。

 

Eclipseではファイル名がjvm.dllになっています。

JREを指定した場合

以下は、eclipse.iniにJREのbinフォルダを指定しました。

 

Eclipseでは以下のファイルが指定されます。

 

eclipse.iniに指定しない場合

以下は、eclipse.iniにJava VMを指定していません。

その場合、pathにJavaの設定がなくEclipseが探しきれないとエラーになりEclipseを起動できません。


pathにJDK11を指定した場合、以下になります。

JDKのインストールと環境変数の設定

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