SQL ServerのT-SQLのif文のサンプルです。
目次
| if文 | if文 | 
| ネストの構造 if文の中にif文 | |
| 演算子 | 論理演算子の論理積(AND) AかつB | 
| 論理演算子の論理和(OR) AまたはB | |
| 論理演算子の否定(NOT) Aではない | |
| その他 | CASE文(switch文) | 
| NULLとの比較 | 
if文
| IF (条件)  [BEGIN] 処理 [END] ELSE IF (条件) [BEGIN] 処理 [END] ELSE [BEGIN] 処理 [END]  | 
- 条件が合致する場合、配下の処理が実行され、if文の処理は終了します。
 - 条件が合致しない場合、配下の処理は実行されず、その下(elsif/else/if文終了)に進みます。
 - else ifは、1つ以上記述できます。省略可能です。
 - elseの配下の処理は、どの条件も合致しなかったときに実行されます。elseは1つのみ記述できます。省略可能です。
 - 処理が複数行ある場合は、BEGINとENDが必要です。
 
if文のサンプルです。
CREATE PROCEDURE dbo.TEST1
AS
BEGIN
	DECLARE @num1 INT
	DECLARE @msg1 VARCHAR(20)
	SET @num1 = 11
	IF (@num1 = 0)
		SET @msg1 = '0です'
		
	ELSE IF  @num1 = 1
			SET @msg1 = '1です'
	ELSE
		BEGIN
			SET @msg1 = 'その他'
		END
	PRINT @msg1 --1です
END
6行目は、変数に値をセットしています。
8行目からif文が始まります。if文の条件にかっこ()をつけることもできます。11行目ではかっこをつけていません。
14,16行目は、BEGINとENDで処理を囲っています。処理する行が複数の場合は必須になります。
ネストの構造 if文の中にif文
ネストの構造のサンプルです。
CREATE PROCEDURE dbo.TEST1
AS
BEGIN
	DECLARE @num1 INT
	DECLARE @num2 INT
	DECLARE @msg1 VARCHAR(20)
	SET @num1 = 1
	SET @num2 = 1
	IF (@num1 = 1)
		IF (@num2 = 1)
			SET @msg1 = '1'
	PRINT @msg1 --1
END	
11行目のように、if文の中にif文を記述することができます。ネストの構造です。入れ子ともいいます。
論理演算子の論理積(AND) AかつB
| if (左の条件式) AND (右の条件式) | 
- 論理積(AND)の左の式と右の式の両方が条件に合致する場合にtrueになります。
 
CREATE PROCEDURE dbo.TEST1
AS
BEGIN
	DECLARE @num1 INT
	DECLARE @num2 INT
	DECLARE @msg1 VARCHAR(20)
	SET @num1 = 1
	SET @num2 = 0
	IF (@num1 = 1) AND (@num2 = 0)
		SET @msg1 = 'OK'
	ELSE
		SET @msg1 = 'NG'
		
	PRINT @msg1 --OKが出力される
END	
10行目は、左の式と右の式が共にtrueなので、trueになります。
論理演算子の論理和(OR) AまたはB
| if (左の条件式) OR (右の条件式) | 
- 論理和(OR)の左の式または右の式のどちらかが条件に合致する場合にtrueになります。
 
CREATE PROCEDURE dbo.TEST1
AS
BEGIN
	DECLARE @num1 INT
	DECLARE @num2 INT
	DECLARE @msg1 VARCHAR(20)
	SET @num1 = 2
	SET @num2 = 0
	IF (@num1 = 1) OR (@num2 = 0)
		SET @msg1 = 'OK'
	ELSE
		SET @msg1 = 'NG'
		
	PRINT @msg1 --OKが出力される
END	
10行目は、左の式はfalseですが右の式がtrueなのでtrueになります。
論理演算子の否定(NOT) Aではない
| if NOT(条件式) | 
- 条件式がfalseの場合にtrueになります。
 - 条件式がtrueの場合にfalseになります。
 
CREATE PROCEDURE dbo.TEST1
AS
BEGIN
	DECLARE @num1 INT
	DECLARE @msg1 VARCHAR(20)
	SET @num1 = 9
	IF NOT(@num1 = 9)
		SET @msg1 = 'OK'
	ELSE
		SET @msg1 = 'NG'
		
	PRINT @msg1 --NGが出力される
END	
8行目は値の比較でtrueになり、それを否定するのでfalseになります。
以下の1行目のように!=でも否定になります。
	IF (@num1 != 9)
		SET @msg1 = 'OK'
	ELSE
		SET @msg1 = 'NG'
CASE文(switch文)
CASE文でも条件の判定ができます。
CREATE PROCEDURE dbo.TEST1
AS
BEGIN
	DECLARE @num1 INT
	DECLARE @msg1 VARCHAR(20)
	SET @num1 = 1
	SET @msg1 = CASE @num1
					WHEN  0 THEN '0です'
					WHEN  1 THEN '1です'
					ELSE 'その他'
				END
	PRINT @msg1 --1ですが出力される
END	
6行目は、変数に値を設定しています。
10行目が該当します。
NULLとの比較
NULLとの比較のサンプルです。
CREATE PROCEDURE dbo.TEST1
AS
BEGIN
	DECLARE @str1 VARCHAR(20)
	DECLARE @str2 VARCHAR(20)
	DECLARE @msg1 VARCHAR(20)
	SET @str1 = NULL
	SET @str2 = 'TEST'
	IF (@str1 IS NULL)
		SET @msg1 = 'NULLです'
		
	PRINT @msg1 --NULLです
			
	IF (@str2 IS NOT NULL)
		SET @msg1 = 'NULLでない'
	
	PRINT @msg1 --NULLでない
END
10行目は、is nullで値がnullか確認しています。
15行目は、is not nullで値がnullでないことを確認しています。
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