SQLServer DDL文でtable,view等を作成するサンプル

SQL Serverのtable,view等を作成するDDL文のサンプルです。
DDLとは、Data Definition Languageの略でデータを定義する言語です。

テーブル テーブルを作成 / テーブル名を変更 / テーブルを削除
  alter table テーブルの列の属性を変更 / テーブルに列を追加 / テーブルの列を削除
  テーブルの列名を変更 / テーブルの列をNOT NULLにする
  テーブルの列をNULL可にする 
ビュー ビューを作成 / ビューを変更 / ビューを削除
シーケンス シーケンスを作成 / シーケンスの採番 / シーケンスを削除
列の文字コードを確認

テーブルを作成

CREATE TABLE employee(
	id INT,
	name VARCHAR(20) not null,
	romaji VARCHAR(20),
	created_at datetime,
	updated_at datetime,
	primary key(id)
);

2行目は、整数型のINTを指定しています。
3行目は、not null制約をつけています。
5,6行目は、作成日時と更新日時でdatetime型です。YYYY-MM-DD hh:mm:ss[.nnn]を指定できます。
7行目は、プライマリーキーを指定しています。2行目のidを指しています。

以下は、登録するサンプルのDMLです。

INSERT INTO employee VALUES (1,'鈴木','suzuki','2022/01/21 12:16:05.337','2022/01/21 12:16:05.337');
INSERT INTO employee VALUES (2,'田中','tanaka','2022/01/21 12:16:05.337','2022/01/21 12:16:05.337');
INSERT INTO employee VALUES (3,'佐藤','sato','2022/01/21 12:16:05.337','2022/01/21 12:16:05.337');

テーブル名を変更

EXEC sp_rename 'employee','employee2';

テーブル名のemployeeをemployee2に変更しています。

テーブルを削除

drop table employee;

drop tableを使用します。

テーブルの列の属性を変更

ALTER TABLE employee ALTER COLUMN
	name VARCHAR(40)
;

employeeテーブルの項目nameの桁数を40に変更しています。

テーブルに列を追加

ALTER TABLE employee ADD
	mail VARCHAR(30)
;

テーブルの最後尾に項目mailが追加されます。

テーブルの列を削除

ALTER TABLE employee DROP COLUMN
	mail
;

テーブルの項目mailを削除しています。桁数の指定は不要です。

テーブルの列名を変更

EXEC sp_rename 'employee.name','Namae';

テーブルの項目名のnameをNamaeに変更しています。
alter tableではなく、T-SQLで実行します。

テーブルの列をNOT NULLにする

ALTER TABLE employee 
ALTER COLUMN name VARCHAR(20) NOT NULL;

テーブルの項目名のnameをNOT NULLに変更しています。
データ型を記述する必要があります。

テーブルの列をNULL可にする

ALTER TABLE employee 
ALTER COLUMN name VARCHAR(20) NULL;

テーブルの項目名のnameをNULLに変更しています。
データ型を記述する必要があります。

ビュー

ビューは、sqlで仮想の表を作成します。

ビューを作成

CREATE VIEW v_employee AS
	select
		id,
		name
	from
		employee;

select文でemployeeテーブルからビューを作成しています。
複数のテーブルを結合したsqlも作成できます。

ビューを変更

ALTER VIEW v_employee AS
	select
		id,
		name,
		romaji
	from
		employee;

1行目は、ALTER VIEWにします。
5行目は、元々のviewに存在しなかった項目のromajiを追加しています。

ビューを削除

DROP VIEW v_employee;

drop viewを使用します。項目の指定は不要です。

シーケンス

シーケンスは、順序とも呼ばれます。指定した値の増分を取得できます。

シーケンスを作成

CREATE SEQUENCE employee_id
	START WITH 1
	INCREMENT BY 1;

2行目は、最初は1から始まると指定しています。
3行目は、増分です。1ずつ増えます。

シーケンスの採番

select NEXT VALUE FOR employee_id --1

select NEXT VALUE FOR employee_id --2

1行目は、NEXT VALUE FORで次の値を取得します。再度、NEXT VALUE FORを使用すると設定した増分で2になります。

シーケンスを削除

DROP SEQUENCE employee_id;

DROP SEQUENCEを使用します。

列の文字コードを確認

select TABLE_CATALOG,TABLE_NAME,
COLUMN_NAME,DATA_TYPE,CHARACTER_SET_NAME,COLLATION_NAME
from INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
where TABLE_NAME = 'employee'

CHARACTER_SET_NAMEに文字コードが表示されます。
4行目に確認したいテーブルを指定します。

TABLE_CATALOGはDB名、TABLE_NAMEはテーブル名、COLUMN_NAMEは列名、DATA_TYPEはデータ型、COLLATION_NAMEは照合順序です。

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