SQL between 範囲を指定して検索する

SQLのbetweenで範囲を指定して検索するサンプルです。

条件を範囲で指定する(Between)

select * from テーブル名
where 項目名 between 開始値 and 終了値

開始値と終了値の範囲で検索します。
betweenは「間に」という意味です。

以下のテーブルがあるとします。

SQL

上記テーブルの列のidに対してbetweenで2から4までを指定します。

select * from employee
where ID between 2 and 4;

結果は、以下のとおりです。

idの2から4までのデータが抽出されました。

betweenを使用しない場合

select * from employee
where ID >= 2 and ID <= 4;

betweenの代わりに不等号で指定します。

日時型の項目を範囲で指定するサンプルです。
日時型とは、OracleのTIMESTAMP型やSQLServerのdatetime型等です。

以下のテーブルがあるとします。

SQL

上記テーブルの日時型の項目に対してbetweenを指定します。created_atは作成日時です。

select * from employee1
where created_at between '2020/05/03' and '2020/05/07'
order by id;

2行目は、それぞれ年月日を指定しています。

結果は、以下のとおりです。

employeeテーブル
id	name	created_at(日時型)
2	田中	2020/05/04 22:45:15

3行目の「2020/05/07 23:00:05」のデータは取得できません。
betweenで指定した「2020/05/07」は「2020/05/07 00:00:00」の意味になるためです。

3行目を取得したい場合は、betweenの終了値を2020/05/08にします。

select * from employee1
where created_at between '2020/05/03' and '2020/05/08'
order by id;

または、時分秒まで指定します。

select * from employee1
where created_at between '2020/05/03' and '2020/05/07 23:59:59'
order by id;

結果は、以下のとおりです。

employeeテーブル
id	name	created_at(日時型)
2	田中	2020/05/04 22:45:15
3	佐藤	2020/05/07 23:00:05

select * from テーブル名
where 項目名 not between 値 and 値

Betweenで否定を指定できます。

以下のテーブルがあるとします。

SQL

上記テーブルに対してbetweenの否定を指定します。

select * from employee
where ID not between 2 and 4;

betweenの前にnotがあります。

結果は、以下のとおりです。

employeeテーブル
id	name	romaji
1	鈴木	suzuki
5	渡辺	watanabe

条件に指定したIDの範囲外の1と5のデータを取得できます。