Pythonのタプルの仕組みと使い方のサンプルです。(確認環境:Python 3)
目次 | タプル |
値を取得する | |
要素の値を変更する(不可) | |
要素が存在するか確認する(in) | |
要素のインデックスを取得する(index) | |
要素数を取得する(len) | |
入れ子の構造のタプルを作成する | |
タプルを連結する (+演算子) |
タプル
変数 = ( 要素1 , 要素2 , 要素3 , ... ) |
-
1つの変数で複数の値を保持できます。→各項目を要素(element)といいます。
- 要素は、値とインデックスを持ちます。
- インデックスは0から始まります。
- 要素の追加・変更・削除ができません。←リストとの違い
- 要素の並び替えもできません。←リストとの違い
-
以下はPythonの公式ドキュメントのタプルのリンクです。https://docs.python.jp/3/tutorial/datastructures.html#tuples-and-sequences
値を取得する
# coding: utf-8
a = ("赤","黄","青")
print (a) # ('赤', '黄', '青')
print (a[0]) #赤
print (a[1]) #黄
print (a[2]) #青
3行目は、タプルを作成しています。丸かっこ「( )」を使用します。
5行目は、変数aの値を表示しています。
7~9行目は、インデックス番号を指定してそれぞれの値を表示しています。
要素の値を変更する(不可)
タプルは要素の値を変更することはできません。
# coding: utf-8
a = ("赤","黄","青")
a[1] = "オレンジ" #エラー
5行目は、インデックス番号を指定して要素の値を変更しようとしますがエラーになります。
要素が存在するか確認する(in)
# coding: utf-8
a = ("赤","黄","青")
print("青" in a) # True
print("紫" in a) # False
5,6行目は、inで指定の要素がある場合はTrueをない場合はFalseを返します。
要素のインデックスを取得する(index)
# coding: utf-8
a = ("赤","黄","青")
print(a.index("赤")) # 0
print(a.index("黄")) # 1
print(a.index("青")) # 2
8~10行目は、indexメソッドで指定の要素が何番目にあるかを返します。
要素数を取得する(len)
# coding: utf-8
c1 = ("赤","黄","青")
print(len(c1)) # 3
lenは要素の数を返します。
入れ子の構造のタプルを作成する
# coding: utf-8
a = (
"色の種類",
("赤","黄","青"),
("緑","白","黒")
)
print (a[0]) #色の種類
print (a[1]) #('赤', '黄', '青')
print (a[2]) #('緑', '白', '黒')
print (a[1][0]) #赤
print (a[1][1]) #黄
print (a[1][2]) #青
3-7行目は、入れ子の構造のリストを作成しています。
13-15行目は、インデックス番号を2つ使用してタプルの値を参照しています。
タプルを連結する (+演算子)
# coding: utf-8
a = ("赤","黄","青")
b = ("緑","白","黒")
c = a + b
print (c) #('赤', '黄', '青', '緑', '白', '黒')
7行目は、2つのタプルを連結しています。
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