目次
他のプロジェクトを参照する意味
あるプロジェクト(A)が別のプロジェクト(B)の クラスやリソースを利用できるようになります。
Eclipseでは、プロジェクト単位でソースコードを管理しているため、他のプロジェクトをライブラリとして扱いたい場合「プロジェクト参照」を設定します。
→ソースコードを直にライブラリ扱いする仕組み
意味・効果
・ソースコードの再利用
共通処理を別プロジェクトにまとめ、複数のアプリから使えます。
・開発効率の向上
同じEclipseワークスペース内に置いておけば、変更を即時反映できます。
・jar化の手間削減
わざわざプロジェクトBをjarにビルドしてクラスパスに追加する必要がなくなります。
注意点
・依存関係が増える
プロジェクト間のつながりが複雑になるので、設計段階で整理が必要です。
・ビルドやデプロイ時
参照しているプロジェクトも一緒にビルド対象にする必要があります。
他のプロジェクトを参照する方法
1.参照元にするプロジェクトを右クリックし、「ビルド・パス」>「ビルド・パスの構成」をクリックします。

2.「Javaのビルドパス」>「プロジェクト」>「クラスパス」>「追加」ボタンをクリックします。

※クラスパスの項目があるバージョンの場合(Eclipse4.7等)

3.参照先のプロジェクトにチェックを入れOKを押します。

結果
完了すると「プロジェクト」タブに参照先のプロジェクトが表示されます。

.classpathファイルに以下のように追記されます。
<classpathentry combineaccessrules="false" kind="src" path="/Test2"/>
ビルドパスに設定したjarファイルを他のプロジェクトから参照する方法
ビルドパスに設定したjarファイルを他のプロジェクトから参照する方法です。
1.上記の他のプロジェクトを参照する設定を行います。参照したいjarがある方のプロジェクトを参照先にします。
2.参照したいjarがある方のプロジェクトを右クリックし、「ビルド・パス」>「ビルド・パスの構成」をクリックし「Javaのビルド・パス」のダイアログを表示します。
3.「Javaのビルドパス」>「順序およびエクスポート」タブをクリックして、別のプロジェクトから参照される対象にチェックを入れます。チェックを入れた対象は、別のプロジェクトからも参照できるようになります。

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