目次
ifのみ
条件がtrueの時のみ処理します。falseでは処理しません。
if 条件: 処理 |
コード
# coding: utf-8
a = 3
if a == 3:
print("ok1") # ok1が出力される
if a != 1:
print("ok2") # ok2が出力される
if a > 2:
print("ok3") # ok3が出力される
if a >= 3:
print("ok4") # ok4が出力される
if a < 5:
print("ok5") # ok5が出力される
if a <= 3:
print("ok6") # ok6が出力される
point
・条件のa==1のあとにコロン(:)をつけます。
・条件はかっこでくくることもできます。(a == 1)
・条件が合致することをtrue(真)といいます。
・条件が合致しないことをfalse(偽)といいます。
・条件が合致する場合、配下の処理が実行され、if文の処理は終了します。
・条件が合致しない場合、配下の処理は実行されず、if文の処理は終了します。
・条件の判定で使用している==等は比較演算子です。
ifとelse
条件がtrueの時は、trueの処理をします。falseの時は、falseの処理をします。
if 条件: 処理1 else: 処理2 |
コード
# coding: utf-8
a = 2
if a == 1:
print("test1")
else:
print("test2") # test2が出力される
ifとelifとelse
複数の条件で処理を分けたい場合に使用します。elseは条件にあてはまらない場合に処理されます。
if 条件1: 処理1 elif 条件2: 処理2 else: 処理3 |
コード
# coding: utf-8
a = 2
if a == 1:
print("test1")
elif a == 2:
print("test2") # test2が出力される
else:
pass
point
・elifは、1つ以上記述できます。
・elseは1つのみ記述できます。または省略可能です。
・elseの配下の処理は、どの条件も合致しなかったときに実行されます。
・処理で何もしない場合はpassを指定します。ない場合エラーになります。
if文の中にif文
if文の中にif文の記述は可能です。
if 条件1: if 条件2: 処理 |
コード
# coding: utf-8
a = 1
b = 1
if a == 1:
if b == 1:
print("1") # 1が出力される
point
・ネストの構造、入れ子ともいいます。
リストの値の存在確認(ifとin)
if 値 in リスト |
ifとinでリストの値の存在確認ができます。
# coding: utf-8
list1 = ["red","yellow","blue"]
if "blue" in list1:
print("true") # trueが表示される
if "green" in list1:
print("true")
else:
print("false") # falseが表示される
3行目は、リストです。
比較演算子
比較演算子は、2つの値を比べて条件を満たしていればtrue,そうでない場合はfalseを返します。
比較演算子 | 説明 |
---|---|
a == b | aとbの値は等しい |
a != b | aとbの値は等しくない |
a > b | aはbより大きい |
a >= b | aはbより大きい または 等しい |
a < b | aはbより小さい |
a <= b | aはbより小さい または 等しい |
論理積(and) AかつB
if (左の式) and (右の式) |
左の式と右の式が両方ともtrueの場合、trueになります。それ以外はfalseです。
# coding: utf-8
a = 2
b = 2
if (a == 2) and (b == 2):
print("true") # trueが出力される
else:
print("false")
if a == 2 == b:
print("true") # trueが出力される
else:
print("false")
5行目は、左の式と右の式が共にtrueなので、trueになります。
10行目は、5行目と同じ意味になります。
詳細
- 論理演算子はブール演算子とも呼ばれます。
- 左の式がfalseの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
論理和(or) AまたはB
if (左の式) or (右の式) |
左の式または右の式のどちらかがtrueの場合、trueになります。
# coding: utf-8
a = 1
b = 2
if (a == 2) or (b == 2):
print("true") # trueが出力される
else:
print("false")
5行目は、左の式はfalseですが右の式がtrueなのでtrueになります。
詳細
- 論理演算子はブール演算子とも呼ばれます。
- 左の式がtrueの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
否定(not) Aではない
if (not 条件式) |
条件式がfalseの場合にtrueになります。
条件式がtrueの場合にfalseになります。
# coding: utf-8
a = 1
if (not a == 2):
print("true") # trueが出力される
if (not a == 1):
print("true")
else:
print("false") # falseが出力される
if (a != 2):
print("true") # trueが出力される
4行目は値の比較でfalseになり、それを否定するのでtrueになります。
7行目は値の比較でtrueになり、それを否定するのでfalseになります。
12行目は、比較演算子の否定の!=です。
Noneを比較
Noneは、is Noneまたはis not Noneで比較します。
# coding: utf-8
a = None
if a is None:
print("true") # trueが出力される
if a is not None:
print("true")
else:
print("false") # falseが出力される
Noneは、値がないことを表します。型の情報もありません。
boolean型の値の判定
boolean型の値の判定をするとき、比較演算子はなくても判定できます。
# coding: utf-8
a = True
if a:
print("true") # trueが表示される
b = False
if b:
print("true")
else:
print("false") # falseが表示される
三項演算子
変数 = 値1 if 条件式 else 値2 |
条件式がtrueのとき、値1を返します。
条件式がfalseのとき、値2を返します。
# coding: utf-8
a = 1
b = "true" if a == 0 else "false"
print(b) # falseが出力される
if a == 0:
print("true")
else:
print("false") # falseが出力される
5行目は、三項演算子です。
5,6行目をif文で書くと、8~11行目のようになります。
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