ExcelのVLOOKUP関数で、値を検索し一致した値を返すサンプルです。
目次
説明 | VLOOKUP関数の概要 |
手順 | 値を検索し一致した値を返す(VLOOKUP関数) |
1.「関数の引数」のダイアログを開く | |
2.数式を表示し範囲を修正する | |
3.数式のコピーを行う | |
表2(マスターデータ)が別シートにある場合 |
VLOOKUP関数の概要
VLOOKUPは、V(Verticalの略で垂直) + LOOKUP(調べる)という意味です。
VLOOKUPを使うと、ある表のセルを縦に調べて一致した文字列がある行にいき、そこから横に移動して特定のセルの値を取得できます。
VLOOKUPの使い方の例
表1と表2があるとします。
表1は、日付と商品が何個売れたかを記録した表です。
表2は、商品ごとに金額がある表です。マスターデータのイメージです。
表1の商品の金額を表2から自動で持ってきたいときにVLOOKUP関数を使用します。
1.表1のC2にVLOOKUPで以下の設定をします。
・表2のG2:J4を参照し、検索する値は表1のB2、取得する値は表2のI列
(その場合、
1.表1のB2に「ノート」があります。
2.表2のG2に「ノート」があります。
3.表2のI2の「150」を表1のC2にセットします。)
2.C2からC6まで下に数式のコピーを行うと、表2の「ノート」、「鉛筆」、「消しゴム」の商品ごとの金額が表1の商品にあわせてC列にセットされます。
値を検索し一致した値を返す(VLOOKUP関数)
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法) |
上記のVLOOKUP関数に値を入力していきます。
1.「関数の引数」のダイアログを開く
例として上記の表1のC2(金額のセル)をクリックし、VLOOKUPの「関数の引数」のダイアログを開きます。
※「関数の引数」のダイアログの開き方については以下を参照願います。 Excel 関数の入力をサポートするダイアログ |
セットする値は以下のとおりです。
- 「検索値」は、B2を入力します。表1の「ノート」を指します。
- 「範囲」は、G2:J4を入力します。表2の商品の行と列を指します。(下図参照)
G2はノートで、J4は10を指します。
- 「列番号」の3は、表2のI列を指します。列番号を4とした場合、J列を参照することになります。
- 「検索方法」の0は検索値と完全一致しているものを返します。
-
セット完了後OKボタンを押します。
2.数式を表示し範囲を修正する
C2(金額のセル)にカーソルをあてF2キーを押して、数式を表示し「範囲」を修正します。
- 数式のG2にカーソルを当ててF4キーを押し、G$2(行固定)とします。(下図参照)
- G$2の右にある数式のJ4にカーソルを当ててF4キーを押し、J$4(行固定)とします。
- 完了したらエンターキーを押して終了します。
3.数式のコピーを行う
- C2の右下の角を左クリックしながらC6までひっぱります。
表2の「ノート」、「鉛筆」、「消しゴム」の商品ごとの金額1が、表1の商品にあわせてC列の金額にセットされます。
表2(マスターデータ)が別シートにある場合
表2(マスターデータ)が別シートにある場合です。
金額を入れたい表がSheet1にあり、表2のマスターデータ(下図)がSheet2にある場合は、表1で以下のように入力します。
=VLOOKUP(B2,Sheet2!A$2:D$4,3,0) |
- B2は表1の場所です。
- Sheet2!A$2:D$4は、表2の検索する範囲です。A2のノートからD4の10まで検索します。
- 3は、表2のC列を指します。
- 0は、検索値と完全一致しているものを返します。
別シートの範囲をセルの数値ではなく、名前でも指定できます。 Excel 別シートの範囲を指定(VLOOKUP+名前の管理) |
関連の記事