目次
フォーマッターとは
ソースコードのレイアウト(インデント、改行、空白の入れ方など)を自動で整える機能です。
Eclipseには標準で「コード整形ルール」が入っており、[ソース]→[整形](Ctrl+Shift+F)を押すと、選択範囲やファイル全体を自動的に整えてくれます。
フォーマッターでできること
・インデント幅(スペースorタブの数)
・改行位置(if(...){を同じ行に書くか改行するか)
・波かっこのスタイル(K&R,Allmanなど)
・空白の扱い(演算子の前後にスペースを入れるか)
・インポートの整列や折りたたみルール
・JavaDocコメントの折り返し
利用シーン
チーム開発で「コードの見た目を統一」する
自分が書いたコードを後から読みやすく整理する
コーディング規約(例えばSun/Googleスタイル)に合わせる
関連機能
・保存時に自動整形
設定で「保存時にフォーマッターを実行」することも可能
・外部プロファイルのエクスポート/インポート
チームで共通ルールを配布する際に便利
現状のフォーマッターを確認する
1.「ウィンドウ」→「設定」をクリックします。
2.「Java」→「コード・スタイル」→「フォーマッター」をクリックします。
「アクティビティなプロファイル」にあるのが現状のフォーマッターの名称です。
フォーマッターの内容を確認するため「編集」をクリックします。
3.プロファイル名がEclipse[ビルトイン]の内容です。
赤枠にあるタブ・サイズは4となっています。
4.プロファイルは複数あり選択が可能です。
プロファイルの新規追加も可能です。
5.プロファイルは、インポートやエクスポートも行うことができます。
フォーマッターの内容をカスタマイズする
1.「ウィンドウ」→「設定」をクリックします。
2.「Java」→「コード・スタイル」→「フォーマッター」→「新規」をクリックします。
3.「プロファイル名」に任意の名前を入力します。
「次のプロファイルで設定を初期化」でプロファイルのコピー元を選択しOKを押します。
4.例としてタブサイズを4から2に変更します。
右側にあるプレビューで修正内容を確認することができます。
OKを押すと反映されます。
設定の変更が反映されない場合
設定の変更が反映されない場合、プロジェクトのプロパティを確認してみて下さい。
1.プロジェクトを右クリックし「プロパティ」をクリックします。
2.プロジェクトのプロパティを表示し、「Javaコード・スタイル」→「フォーマッター」をクリックし、設定は想定どいりになっているか確認します。
コードを整形する方法 (Ctrl + Shift + f)
Ctrl + Shift + f |
1.「Ctrl + Shift + f」を押すと、フォーマッターの設定でコードが整形されます。
「Ctrl + Shift + f」実行前 インデントが取られていません。
「Ctrl + Shift + f」実行後 インデントが取られました。
一部の箇所は整形を反映させない@formatter
// @formatter:off |
// @formatter:on |
@formatter:offからonの間は、整形が反映されません。
「Ctrl + Shift + f」実行前 @formatterのoffとonがあります。
「Ctrl + Shift + f」実行後 @formatterのoffとonの間は、整形が反映されません。
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