Eclipseの機能を使ってJavaのgetterとsetterを自動で作成する方法です。
目次
サンプル | サンプルのクラス(getterとsetterとは) |
getterとsetterを作成する | |
getterとsetterを使用する |
サンプルのクラス(getterとsetterとは)
次のクラスにgetterとsetterを自動で作成します。
package test1;
public class Product {
private String name;
private int price;
}
gertter(ゲッター)とsetter(セッター)は、クラスのフィールド(この例では4,5行目)にアクセスするメソッドのことを指します。
外部から、クラスのフィールドを直接編集できないようにするための仕組みです。
これらは「アクセサ」または「アクセサメソッド」とも呼ばれます。
getterとsetterを作成する
getterとsetterを作成する手順です。
1.ソースコード上で、右クリックして、「ソース」→「getterおよびsetterの生成」をクリックします。
2.下記の操作を行いOKを押します。
・「すべて選択」をクリック
・「挿入ポイント」は「priceの後」を選択しました
・「ソート順」は「最初にgetter,次にsetter」を選びました
・「アクセス修飾子」は「public」を選択
3.コード上に、getterとsetterが自動に生成されました。
package test1;
public class Product {
private String name;
private int price;
public String getName() {
return name;
}
public int getPrice() {
return price;
}
public void setName(String name) {
this.name = name;
}
public void setPrice(int price) {
this.price = price;
}
}
7~12行目がgetterです。
13~18行目がsetterです。
getterとsetterを使用する
getterとsetterを使用するサンプルです。
package test1;
public class Test1 {
public static void main(String[] args) {
Product p1 = new Product();
p1.setName("りんご");
p1.setPrice(300);
System.out.println(p1.getName());//りんご
System.out.println(p1.getPrice());//300
}
}
8,9行目は、setterでインスタンスに値をセットしています。
11,12行目は、getterでインスタンスから値を取得し表示しています。
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