目次
01. CSSの書き方
02. セレクタ
03. ブラウザベンダーの仕様
CSSの書き方
CSSのサンプルと構造
CSSは、<style>から</style>の間に記述します。
<style>
#a1 {
color: red;
}
</style>
<p id="a1">あいうえお</p>
上記コードをブラウザで見ると文字が赤になります。
セレクタとプロパティと値の関係
<style>
#a1 {
color: red;
}
</style>
<p id="a1">あいうえお</p>
2行目の#a1が「セレクタ」です。
セレクタは、CSSを適用する場所です(どこに)。→ #a1 → IDの"a1"という箇所に。
#がついているセレクタはIDセレクタといいます。htmlの中にあるIDを指します。
7行目のPタグの中にid="a1"があります。2行目とひも付きます。
3行目は、「プロパティ」と「値」です。
プロパティは、CSSの項目です(なにを)。→ color →文字の色を。
値は、プロパティに対する指定です(どうする)。→ red →赤色にする。
セレクタに対してプロパティが複数の例
以下のcolor,font-weight,backgroundがプロパティです。
<style>
#a1 {
color: red;
font-weight: bold;
background: LightSkyBlue;
}
</style>
<p id="a1">あいうえお</p>
3行目は、文字の色は赤を指定しています。
4行目は、文字を太字にしています。
5行目は、背景色は水色にしています。
CSSのコメントの書き方
コメントは、/* で始まり、 */ で終了します。
<style>
/* コメントです */
#p1 {
color: red;
}
/*
複数行のコメントです
*/
</style>
<p id="p1">あいうえお</p>
6~8行目のように複数行のコメントも可能です。
コメントされた箇所は、プログラムの実行に影響を与えません。
CSSを記述する場所
CSSは以下の場所に記述できます。
・外部のファイルにCSSを記述する
・HTML内部でCSSを記述する
・タグ内でCSSを記述する
外部のファイルに記述することが多いです。
CSSを記述する場所のサンプル
IDセレクタとクラスセレクタ
セレクタは、CSSを適用する場所を指定するもので種類があります。
覚えておきたいのは、IDセレクタとクラスセレクタです。
IDセレクタは、1つのhtml文書内で1つだけのユニークなものである必要があります。 先頭にシャープ(#)がつきます。 |
クラスセレクタは、1つのhtml文書内に複数設定しても問題ありません。 先頭にドット(.)がつきます。 |
IDセレクタの例
<style>
#a2 {
color: red;
}
</style>
<p id="a1">あいうえお</p>
<p id="a2">あいうえお</p>
<p id="a3">あいうえお</p>
2行目は、IDセレクタです。先頭にシャープ(#)がついています。
7~9行目までid=がありますが、id="a2"がある8行目の文字の色が赤になります。
クラスセレクタの例
<style>
.a1 {
color: red;
}
</style>
<p class="a1">あいうえお</p>
<p class="a1">あいうえお</p>
<p class="a1">あいうえお</p>
2行目は、クラスセレクタです。先頭にドット(.)がついています。
7~9行目には、それぞれclass="a1"があります。7~9行目の文字の色が赤色になります。
IDセレクタとクラスセレクタが同じ名称の場合
<style>
#p1 {
background: yellow;
}
.p1 {
color: red;
}
</style>
<p id="p1" class="p1">あいうえお</p>
2行目のIDと5行目のクラスは同じ名称ですがそれぞれ機能します。
9行目は背景色は黄色で文字は赤になります。
ベンダープレフィックス
ブラウザベンダーが付ける接頭辞です。ブラウザ独自のプロパティになります。
-webkit- | Google Chrome, Safari, Microsoft Edge, Opera |
-moz- | Firefox |
-ms- | Internet Explorer, Microsoft Edge(2020年にChromiumベースになった) |
-o- | Opera(現在使用されていない) |
ベンダープレフィックスのサンプル
<style>
.p1 {
-webkit-text-fill-color: red;
}
</style>
<p class="p1">ABC</p>
3行目は、-webkit-でベンダープレフィックスです。
6行目の文字は赤になります。
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