SQL cross join すべての組み合わせを表示(直積)

SQLのcross joinですべての組み合わせを表示するサンプルです。

説明	すべての組み合わせを表示(cross join)
	すべての組み合わせ+whereの条件をつける

すべての組み合わせを表示(cross join)

書き方１ (cross joinなし)
select 項目
from テーブルA,テーブルB

書き方２ (cross joinあり)
select 項目 from テーブルA
cross join テーブルB

from句にテーブルAとテーブルBを指定し、項目で結合しない場合、それぞれのテーブルの行のすべての組み合わせで抽出します。
→テーブルAに3行あり、テーブルBに2行あった場合は、3＊2=6行表示されます。
cross joinを指定しても同じ結果になります。
テーブルAまたはテーブルBにwhereで条件を指定することもできます。その場合、絞られた条件でのすべての組み合わせで抽出します。
直積またはデカルト積とも呼ばれます。

すべての組み合わせを表示するサンプル

以下、2つのテーブルがあるとします。

salesテーブル
id	name
2	みかん
4	りんご

上記テーブルに対して項目で結合しないでSQLを実行します。

select * from employee,
sales

1行目と2行目にテーブルがありますが、項目で結合していません。

結果は、以下のとおりです。

id	name	romaji	id_1	name_1
1	鈴木	suzuki	2	みかん
2	田中	tanaka	2	みかん
3	佐藤	sato	2	みかん
1	鈴木	suzuki	4	りんご
2	田中	tanaka	4	りんご
3	佐藤	sato	4	りんご

employeeテーブルとsaleテーブルの各行の組み合わせで抽出されます。
3＊2=6行表示されます。

すべての組み合わせ+whereの条件をつけるサンプルです。

以下、2つのテーブルがあるとします。

salesテーブル
id	name
2	みかん
4	りんご

上記テーブルに対してテーブルを項目で結合しない＋whereの条件をつけて実行します。

select * from employee a,
sales b
where a.id in (2,3)
and b.id = 2

3,4行目は、それぞれのテーブルに条件をつけて絞っています。

結果は、以下のとおりです。

id	name	romaji	id_1	name_1
2	田中	tanaka	2	みかん
3	佐藤	sato	2	みかん

whereで条件が絞られてからのemployeeテーブルとsaleテーブルの各行の組み合わせで抽出されます。
2＊1=2行表示されます。