PostgreSQLのtable,view等を作成するDDL文のサンプルです。
DDLとは、Data Definition Languageの略でデータを定義する言語です。
データベース | データベースの一覧 / データベースを作成 / データベースを削除 |
テーブル | テーブルの一覧 / テーブルを作成 / テーブルを削除 |
alter table | テーブルの列の属性を変更 / テーブルに列を追加 / テーブルの列を削除 |
テーブルの列名を変更 / テーブルの列をNOT NULLにする | |
テーブルの列をNULL可にする / テーブル名を変更 | |
ビュー | ビューの一覧 / ビューを作成 / ビューを変更 / ビューを削除 |
シーケンス | シーケンスを作成 / シーケンスの採番 / シーケンスを削除 |
ファンクション | ファンクションを削除する |
プロシージャを削除する | |
バージョン | PostgreSQLのバージョンを確認する |
※シノニムはありません。
データベースの一覧
\l
円マークとエルでデータベースの一覧が表示されます。
データベースを作成
CREATE DATABASE test1;
CREATE DATABASEの後にデータベース名を指定します。
データベースを削除
DROP DATABASE test1;
DROP DATABASEの後にデータベース名を指定します。
テーブル
テーブル関連のサンプルです。
テーブルの一覧
¥dt
円マークとdtでテーブルの一覧が表示されます。
テーブルを作成
CREATE TABLE syain(
id INT,
name VARCHAR(20) not null,
romaji VARCHAR(20),
created_at TIMESTAMP,
updated_at TIMESTAMP,
primary key(id)
);
2行目は、整数型のINT型を指定しています。
3行目は、not null制約をつけています。
7行目は、プライマリーキーを指定しています。2行目のidを指しています。
テーブルを削除
DROP TABLE syain;
DROP TABLE syain CASCADE;
他のオブジェクトからの依存がある場合は、最後にCASCADEをつけます。
テーブルの列の属性を変更
ALTER TABLE syain ALTER COLUMN
id TYPE VARCHAR(20)
;
syainテーブルの項目idをvarchar型に変更しています。
テーブルに列を追加
ALTER TABLE syain ADD
mail VARCHAR(30)
;
テーブルの最後尾に項目mailが追加されます。
テーブルの列を削除
ALTER TABLE syain DROP
mail
;
テーブルの項目mailを削除しています。データ型と桁数の指定は不要です。
テーブルの列名を変更
ALTER TABLE syain
RENAME COLUMN name TO Namae;
テーブルの項目名のnameをNamaeに変更しています。
テーブルの列をNOT NULLにする
テーブルの項目名のnameをNOT NULLに変更しています。
ALTER TABLE syain
ALTER COLUMN name SET NOT NULL;
テーブルの項目名のnameをNOT NULLに変更しています。
テーブルの列をNULL可にする
ALTER TABLE syain
ALTER COLUMN name DROP NOT NULL;
テーブルの項目名のnameをNULLに変更しています。
テーブル名を変更
ALTER TABLE syain
RENAME TO syain2;
テーブル名のsyainをsyain2に変更しています。
ビュー
ビューは、sqlで仮想の表を作成します。
ビューの一覧
\dv
円マークとdvでビューの一覧が表示されます。
ビューを作成
CREATE VIEW v_syain AS
select
id,
name
from
syain;
select文でsyainテーブルからビューを作成しています。
複数のテーブルを結合したsqlも作成できます。
ビューを変更
CREATE OR REPLACE VIEW v_syain AS
select
id,
name,
romaji
from
syain;
1行目は、OR REPLACEを追加しています。
5行目は、元々のviewに存在しなかった項目のromajiを追加しています。
ビューを削除
DROP VIEW v_syain;
drop viewを使用します。項目の指定は不要です。
シーケンス
シーケンスは、順序とも呼ばれます。指定した値の増分を取得できます。
シーケンスを作成
CREATE SEQUENCE syain_id
START WITH 1
INCREMENT BY 1;
2行目は、最初は1から始まると指定しています。
3行目は、増分です。1ずつ増えます。
シーケンスの採番
select nextval('syain_id') --1
select nextval('syain_id') --2
1行目は、nextvalで次の値を取得します。再度、nextvalを使用すると設定した増分で2になります。
シーケンス名はシングルコーテーションでくくります。
シーケンスを削除
DROP SEQUENCE syain_id;
DROP SEQUENCEを使用します。
ファンクションを削除する
DROP FUNCTION test1();
DROP FUNCTION test1(int);
ファンクションに引数がある場合は、引数のデータ型を指定します。
プロシージャを削除する
DROP PROCEDURE test1();
DROP PROCEDURE test1(int);
プロシージャに引数がある場合は、引数のデータ型を指定します。
PostgreSQLのバージョンを確認する
SELECT version();
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