PostgreSQL pgAdmin 4の使い方(起動からデータ参照)

目次

(確認環境:Windows 10,PostgreSQL 11.2)

pgAdmin 4を起動する

pgAdmin4は、PostgreSQLをインストールするときに付いてきます。
PostgreSQLをインストールする手順(Windows)

1.スタートメニューから「pgAdmin4」をクリックして起動します。

※使用するにはPostgreSQLのサービスが起動している必要があります。

サーバーを作成する

1.「Servers」を右クリックして「Create」→「Server」をクリックします。

 

2.「Name」にサーバー名を入力し、作成するサーバーが所属するサーバーグループ「Server group」を選択します。完了後、「Connection」タブをクリックします。

 

3.「Host name/address」はローカルPCのPostgreSQLを指定するため127.0.0.1を指定しました。関係のないアドレスを入力するとエラーになります。
「Password」には、サーバーに接続する際のパスワードを入力します。
「Save password」にチェックを入れるとこのサーバーに再接続した時にパスワードを手入力せずに接続できます。「Save」ボタンを押します。

※Saveボタンを押した時に「Crypt key is missing.」のエラーが出る場合は、pgAdmin 4を再起動し最初に表示されるマスターパスワードを設定します。

 

4.Serversグループの下に、サーバーが作成されました。

サーバーを切断する

1.サーバーを右クリックし、「Disconnect Server」をクリックします。

 

2.確認のダイアログが表示されるのでOKを押します。

 

3.サーバーが切断されると図のように赤のばつ印が表示されます。

サーバーに接続する

1.サーバーを右クリックし、「Connect Server」をクリックすると接続できます。

データベースを作成する

1.サーバーを右クリックして「Create」→「Database」をクリックします。

 

2.「Database」にデータベース名を入力し、Saveボタンを押します。

 

3.データベースが作成されました。

テーブルを修正する

テーブルを右クリックし、Propertiesをクリックするとテーブルの修正画面が表示されます。

テーブルを作成する

1.「データベース」→「Schemas」→「Tables」までクリックして展開します。

 

2.「Tables」を右クリックして「Create」→「Table」をクリックします。

 

3.①の箇所でテーブル名を入力します。完了後、「Columns」の②を押します。

 

4.下図の赤枠のプラスの記号をクリックするとデータを入力できるようになります。

 

5.下図のように3つの項目を作成しました。PKを設定するため画面左の赤枠のアイコンをクリックします。

 

6.下図の赤枠の「Primary key?」の箇所を変更してPKにします。完了後、Saveボタンを押します。

 

7.テーブルが作成されました。

テーブルにデータを入力する

1.テーブルを右クリックし、「View/Edit Data」→「All Rows」をクリックします。

 

2.下図の赤枠の箇所にデータを入力していきます。
※データ入力欄が表示されない場合は、PKが設定されていることを確認して下さい。

※列の上に「Add row」のアイコンがある場合はクリックすると行が追加されます。

 

3.下図の①で3件のデータを入力しました。
データ入力完了後、②の箇所のボタンを押すとデータが保存されます。
Select文を実行すると登録したデータが表示されます。

※新しいバージョンでは、以下のアイコン(Save Data Changes)をクリックします。

テーブルのデータを見る

テーブルのデータを見る場合は、データーベース→「Schemas」→「Tables」から
対象のテーブルを選択して「View/Edit Data」→「All Rows」をクリックします。

テーブルのデータの並び順を変える

1.テーブルを選択して「View/Edit Data」→「All Rows」をクリックします。

 

2.フィルタのアイコンをクリックし、「Sort/Filter」をクリックします。

 

3.プラスマーク「+」をクリックし、「Column」にorder by句に指定する項目を入力します。「Order」はASCとDESCを選択できます。

項目を削除する場合は、左端のゴミ箱のアイコンをクリックします。

※OKボタン押下時に「can't execute an empty query」のエラーが出る場合は、SQL Filter欄になにか文字を入力して削除した後にOKを押すと実行できました。

テーブルのデータに条件を指定する(where)

1.テーブルを選択して「View/Edit Data」→「All Rows」をクリックします。

 

2.フィルタのアイコンをクリックし、「Sort/Filter」をクリックします。

 

3.SQL Filterの欄に条件を入力してOKボタンを押します。

データ行を削除する

1.テーブルを表示し削除したい行を選択します。

 

2.画面上部にあるゴミ箱のアイコン(写真右側)をクリックし、実行するアイコン(写真左側)をクリックすると削除されます。

SQLを実行する

1.SQLを実行する場合、「Tables」またはテーブルを選択して、「Query Tool」をクリックするとSQL文を入力する画面が表示されます。

 

2.SQL記述して実行するときは、画面上部のイナズマのアイコンをクリックします。
※バージョンによってアイコンは変わります。カーソルをあててExecuteと表示されるアイコンです。

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