名目GDPと実質GDPの違い

目次

GDPとは

GDP(国内総生産)とは、ある国で一定期間に生産されたモノ・サービスの付加価値の合計です。

GDPは、名目GDPと実質GDPの2種類あります。

名目GDP(Nominal GDP)とは

その年の価格(現在の価格)で計算します。物価の影響を受けます。

名目GDPが上がった例

生産量 価格 名目GDP
2025 100個 100円 1万円
2026 100個 120円 1万2000円

2025年は、100個 * 100円 = 1万円
2026年は、100個 * 120円 = 1万2000円

 

名目GDPが下がった例

生産量 価格 名目GDP
2025 100 100円 1万円
2026 120 80円 9600円

2025年は、100個 * 100円 = 1万円
2026年は、120個 * 80円 = 9600円

実質GDP(Real GDP)とは

基準年の価格(固定された価格)で計算し、生産量の増減を見ます。

物価変動の影響を除いた、経済の実際の成長がわかります。

実質GDPが上がった例1

生産量 実際価格 実質GDP
2025 100個 100円 1万円
2026 120個 150円 1万2000円

2025年は、100個 * 100円 = 1万円
2026年は、120個 * (2025年の)100円 = 1万2000円

 

実質GDPが上がった例2

生産量 実際価格 実質GDP
2025 100個 100円 1万円
2026 120個 80円 1万2000円

2025年は、100個 * 100円 = 1万円
2026年は、120個 * (2025年の)100円 = 1万2000円

まとめ

名目GDP 実質GDP
価格 当年の市場価格 基準年の固定価格
物価の影響 含む 除く
用途 経済規模の比較 経済成長率の把握

通常ニュースで言うGDP成長率は、実質GDP成長率です。

実質GDPは、経済が本当に成長しているかがわかります。

名目GDPが増えていても、それがインフレによるものなら生活水準は改善していません。

基準年

日本の実質GDPは現在2015年基準が使われています。

数年〜10年ごとに更新されます。

過去の基準としては、2000年基準、2005年基準、2011年基準があります。

GDPデフレーター

名目GDPを実質GDPで割った指数をGDPデフレーターと呼び、物価水準の変化を測る指標として使われます。

GDPデフレーターは、物価の変化、インフレの度合いを示します。

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