jQueryの$.getメソッドで通信を行ってJSONを取得するサンプルです。
$.getメソッドで呼ぶ側と呼び出し先のサーバーが同じドメインの場合です。
確認環境 ・Windows10 ・Google Chrome ・jQuery 3.3.1 |
目次
$.getメソッド
- HTTPのGETで通信を行います。
- クロスドメインの通信をする場合は、サーバー側でのAccess-Control-Allow-Originヘッダの設定またはサーバー側と呼び出し側のJSONPの設定が必要です。
- 以下はjQuery公式サイトの$.getメソッドのリンクです。
https://api.jquery.com/jquery.get/
コード
サンプルのコードです。
58行目のボタンを押すとGETで通信が始まり、JSON形式のデータを取得して表示します。
テストするサイトとしてhttpbin(http://httpbin.org/)を使用しています。
25行目の取得したデータのdata1はJavaScriptオブジェクトになります。
33行目は、stringifyメソッドでJavaScriptオブジェクトをJSONに変換しています。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>jqueryのgetのサンプル</title>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.3.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$( function() {
$("#button1").click(
function(){
$("#span1").text("データ取得中です");
// 送信先のURL
const url = "http://httpbin.org/get";
// 送信するデータは、フォームの内容をserialize()しています
// serialize()の内容は、cs1=custom1&cs2=custom2です
const testData = $("#form1").serialize();
// 1. $.getで通信を行う。"json"はサーバから返されるデータの種類。
$.get(url,testData,null,"json")
// 2. doneは、通信に成功した時に実行される
// 引数のdata1は、通信で取得したデータ
.done(function(data1,textStatus,jqXHR) {
$("#span1").text(jqXHR.status); //例:200
$("#span2").text(textStatus); //例:success
// 3. キーを指定して値を表示
$("#span3").text(data1["args"]["cs1"]);
// 4. JavaScriptオブジェクトをJSONに変換
const data2 = JSON.stringify(data1);
console.log(data2); //コンソールにJSONが表示される
})
// 5. failは、通信に失敗した時に実行される
.fail(function(jqXHR, textStatus, errorThrown ) {
$("#span1").text(jqXHR.status); //例:404
$("#span2").text(textStatus); //例:error
$("#span3").text(errorThrown); //例:NOT FOUND
})
// 6. alwaysは、成功/失敗に関わらず実行される
.always(function() {
$("#span4").text("完了しました");
});
});
} );
</script>
</head>
<body >
<p>表示1:<span id="span1"></span></p>
<p>表示2:<span id="span2"></span></p>
<p>表示3:<span id="span3"></span></p>
<p>表示4:<span id="span4"></span></p>
<form id="form1">
<input type="button" id="button1" value="ボタン1">
<p>テキストボックス1</p>
<input type="text" name="cs1" value="custom1" maxlength="10">
<p>テキストボックス2</p>
<input type="text" name="cs2" value="custom2" maxlength="10">
</form>
</body>
</html>
JavaScript オブジェクトをJSONにする(stringify)
取得するJSON
以下は、上記コードの33行目のstringifyメソッドで取得したJSONです。
(IPアドレス等の一部情報は削除しています。)
上記コードの30行目では、以下のJSONで見ると2,3行目の"args"と"cs1"を指定して値の"custom1"を取得しています。
{
"args": {
"cs1": "custom1",
"cs2": "custom2"
},
"headers": {
"Accept": "application/json, text/javascript, */*; q=0.01",
"Accept-Encoding": "gzip, deflate",
"Accept-Language": "ja,en-US;q=0.9,en;q=0.8",
"Connection": "close",
"Host": "httpbin.org",
"Origin": "null"
},
"url": "http://httpbin.org/get?cs1=custom1&cs2=custom2"
}
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