Go言語のif文のサンプルです。条件で処理を分岐する時に使用します。
目次
if文 | if文とは / if文のサンプル / ネスト構造 if文の中にif文 |
比較演算子 | |
論理演算子 | 論理積(&&) AかつB / 論理和(||) AまたはB / 論理否定(!) Aではない |
if文とは
if 条件式 { 処理 } |
// else ifとelseを書く場合 if 条件式 { 処理 } else if 条件式 { 処理 } else { 処理 } |
- 条件式がtrueの場合、配下のブロック{ }の処理が実行され、if文の処理は終了します。
- 条件式がfalseの場合、配下のブロック{ }の処理は実行されず、その下(else if/else/if文終了)に進みます。
- else ifは、複数記述できます。省略可です。
- elseのブロック{ }の処理は、どの条件もtrueでなかったときに実行されます。elseは、1つのみ記述できます。省略可です。
- 以下は、Go言語公式のEffective Goのifのリンクです。
https://golang.org/doc/effective_go.html#if
if文のサンプル
package main
import "fmt"
func main(){
a := 1
if a == 0 {
fmt.Println("p1");
} else if a == 1 {
fmt.Println("p2"); //p2が表示される
} else {
fmt.Println("p3");
}
}
5行目は、変数に値をセットしています。
7行目からif文が始まります。
10行目のif文はtrueになるのでその配下の処理が実行されます。
11行目の処理が実行されif文を抜けます。
ネスト構造 if文の中にif文
package main
import "fmt"
func main(){
a := 1
b := 1
if a == 1 {
if (b == 1) {
fmt.Println("p1"); //p2が表示される
}
}
}
9行目は、if文の中にif文を記述しています。ネストの構造です。入れ子ともいいます。
8,9行目は、trueになり文字列が表示されます。
比較演算子
比較演算子は、2つの値を比べて条件を満たしていればtrue,そうでない場合はfalseを返します。
比較演算子 | 説明 |
---|---|
a == b | aとbの値は等しい |
a != b | aとbの値は等しくない |
a > b | aはbより大きい |
a >= b | aはbより大きい または 等しい |
a < b | aはbより小さい |
a <= b | aはbより小さい または 等しい |
論理積(&&) AかつB
if (左の条件式) && (右の条件式) |
- 左の式と右の式が両方ともtrueの場合、trueになります。それ以外はfalseです。
- 左の式がfalseの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
package main
import "fmt"
func main(){
a := 2
b := 2
if a == 2 && b == 2{
fmt.Println("p1"); //p1が表示される
}else{
fmt.Println("p2");
}
}
8行目は、左の式と右の式が共にtrueなので、trueになります。
論理和(||) AまたはB
if (左の条件式) || (右の条件式) |
- 左の式または右の式のどちらかがtrueの場合、trueになります。
- 左の式がtrueの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
package main
import "fmt"
func main(){
a := 1
b := 2
if a == 2 || b == 2 {
fmt.Println("p1"); //p1が表示される
}else{
fmt.Println("p2");
}
}
8行目は、左の式はfalseですが右の式がtrueなのでtrueになります。
論理否定(!) Aではない
if !(条件式) |
- 条件式がfalseの場合にtrueになります。
- 条件式がtrueの場合にfalseになります。
package main
import "fmt"
func main(){
a := 1
if a != 2 {
fmt.Println("p1"); //p1が表示される
}
if a != 1 {
fmt.Println("p1");
}else{
fmt.Println("p2"); //p2が表示される
}
}
7行目は値の比較でfalseになり、それを否定するのでtrueになります。
11行目は値の比較でtrueになり、それを否定するのでfalseになります。
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