オプション取引のコールとプットの違い(簡単な図あり)

オプション取引のコールとプットの違いです。

目次

オプション取引

未来の取引できる権利を売買できます。
種類は、株や金利や通貨などがあります。

オプション取引は、買い手と売り手がいます。
買い手は参加料を払って権利を取得します。
売り手は、オプションを設定して販売し、買い手から参加料を受け取ります。

 

コールの買い (Buying Call)

コールは、買う権利という意味です。

ある期限の時に、予想した価格よりも価格が上がっていた場合、価格から参加した費用を引いた額が利益になります。価格が上がれば上がるほど利益になります。
ある期限の時に、予想した価格よりも価格が下がっていた場合、参加した費用のみが損失になります。

損失を限定した取引ができることがメリットです。
参加費用のことをオプション価格または、プレミアムといいます。

コールの買いをする場合、コールの売りをしてくれる相手が必要です。

使用例

日経平均が上がりそうなので日経225オプション取引でコールの買いを行う。

 

プットの買い (Buying Put)

プットは、売る権利という意味です。

ある期限の時に、予想した価格よりも価格が下がっていた場合、価格から参加した費用を引いた額が利益になります。価格が下がれば下がるほど利益になります。
ある期限の時に、予想した価格よりも価格が上がっていた場合、参加した費用のみが損失になります。

損失を限定した取引ができることがメリットです。
参加費用のことをオプション価格または、プレミアムといいます。

プットの買いをする場合、プットの売りをしてくれる相手が必要です。

使用例

日経平均が下がりそうなので日経225オプション取引でプットの買いを行う。

 

コールの売り(Selling Call)

コールは、買う権利という意味です。

ある期限の時に、予想した価格よりも価格が上がっていた場合、価格から買い手の参加料を引いた額が損失になります。価格が上がれば上がるほど損失になります。
ある期限の時に、予想した価格よりも価格が下がっていた場合、買い手の参加料が利益になります。

価格が上がっても下がっても買い手の参加料が利益になります。
損失はどこまでも拡大する可能性があるので主に金融機関が行います。

 

プットの売り (Selling Put)

プットは、売る権利という意味です。

ある期限の時に、予想した価格よりも価格が下がっていた場合、価格から買い手の参加料を引いた額が損失になります。価格が下がれば下がるほど損失になります。
ある期限の時に、予想した価格よりも価格が上がっていた場合、買い手の参加料が利益になります。

価格が上がっても下がっても買い手の参加料が利益になります。
損失はどこまでも拡大する可能性があるので主に金融機関が行います。

 

オプション取引(wiki)

関連の記事

サブプライム住宅ローン危機の概要
国債とは(長期金利と利回りとオペレーション)

△上に戻る