信用取引と信用倍率とは (株式の用語)

目次

信用取引とは

信用取引とは、証券会社にお金や株式を担保(保証金)として預け、資金や株式を借りて売買する取引のことです。

 

通常の取引との違い

資金 売り方 レバレッジ 期限
信用取引 借りた資金も使える 持っていない株も売れる 最大約3.3倍 原則6ヶ月以内
現物取引 自己資金のみ 持っている株のみ レバレッジなし 期限なし

 

2つの取引パターン

① 信用買い(強気の場合)
資金を借りて株を買う → 株価が上がったら売って利益を得る

② 信用売り(空売り・弱気の場合)
株を借りて売る → 株価が下がったら買い戻して利益を得る(持っていない株でも売れる)

 

メリット

自己資金以上の取引ができる(レバレッジ効果)
株価下落局面でも利益を狙える(空売り)

 

デメリット・リスク

損失も拡大する(レバレッジの逆効果)
借りた資金・株式への金利・貸株料がかかる
追証(おいしょう):損失が一定以上になると追加保証金の差し入れが必要
期限内に必ず決済しなければならない

信用倍率とは

株の信用倍率とは、信用取引における買い残と売り残のバランスを示す指標です。

 

計算式

信用倍率 = 信用買い残 ÷ 信用売り残

 

用語

信用買い残(かいざん) 資金を借りて株を買ったまま、まだ売っていない(決済していない)残高の合計
信用売り残(うりざん) 株を借りて売ったまま、まだ買い戻していない(決済していない)残高の合計

 

数値の見方

1倍より大きい (例: 10倍) 買い残が多い
上がると期待する人が多いが、将来の売り圧力(重し)になる。
1倍より小さい (例: 0.5倍) 売り残が多い
下がると予想する人が多いが、将来の買い要因(踏み上げ)になる。

 

信用倍率のサンプル

日付 売り残(株) 買い残(株) 信用倍率
9/11 1,000 3,000 3.0
9/4 1,000 2,000 2.0
8/28 2,000 2,000 1.0
8/21 4,000 2,000 0.5

信用倍率が1より大きい場合は、買い残が多いときです。
上記表では、9/11,9/4です。

信用倍率が1より小さい場合は、売り残が多いときです。
上記表では、8/21です。

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