Apacheのキャッシュを設定してファイル転送するサンプルです。
確認環境 ・XAMPP 7.3.6 ・Apache 2.4.39 ・Windows 10 |
目次
キャッシュを設定 | 環境 |
.htaccessファイルを作成する(mod_expires) | |
httpd.confファイルを修正する | |
Chromeでファイルの転送結果を確認する |
環境
Apacehの環境に.htaccessファイルを配置し、キャッシュが使用されることを確認します。
index.phpがキャッシュする対象のファイルです。中身はテキストのみです。
D:\xampp\htdocs\phptest\index.php
XAMPPの環境です。
XAMPP インストールとHello Worldを表示
キャッシュとは?
ブラウザが表示したWebページのファイルをローカルに保存することです。
ページを再表示する際、サーバーからファイルを取得するのではなくローカルのファイルを表示するので表示が早くなります。
.htaccessファイルを作成する(mod_expires)
.htaccessファイルを新規作成しますが、Windowsのエクスプローラーからだと、先頭がドットで拡張子がないファイルを作成できません。
そのため、一旦ファイルを作成した後、DOSプロンプトでファイル名を変更します。
D:\xampp\htdocs\phptest>ren htaccess .htaccess
renは、ファイル名を変更するコマンドです。
作成した.htaccessファイルに以下を追加します。
<ifModule mod_expires.c>
ExpiresActive On
ExpiresByType text/html "access plus 1 hour"
</ifModule>
キャッシュの時間を1時間で設定しています。expireは、期限が切れるという意味です。
httpd.confファイルを修正する
httpd.confのmod_expires.soのコメント(#)を外します。
LoadModule expires_module modules/mod_expires.so
Chromeでファイルの転送結果を確認する
ブラウザのGoogle Chromeでファイルの転送結果を確認します。
Chromeを立ち上げNetworkタブを開きます。
Networkタブの表示方法は以下を参照願います。
Google Chrome Networkタブの見方(フィルサイズ/表示時間)
設定前
設定前のResponse Headresです。Cacheに関する項目は表示されていません。
設定後
設定後のResponse Headresです。
Cache-Control: max-age=3600が追加されています。3600は秒で、設定した1時間を表します。
Expiresの項目も追加されています。期限が切れる日時です。
1つ上のDateの1時間後が設定されています。(dateは、14:30でExpiresは15:30)
設定変更時に必要なこと
ファイルを書き換える設定をした場合は、Apacheを再起動します。
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