Eclipseでwarファイルを作成しTomcatにデプロイ

Eclipseでwarファイルを作成して起動中のTomcatにデプロイ(設置)し、ページを表示する手順です。
(確認環境:Windows10,Eclipse4.6  (JavaEE),apache-tomcat-8.0.39)

目次

手順 1.前提
  2.warファイルを作成する
  3.Tomcatを起動する
  4.warファイルをデプロイ(設置)する
  5.ブラウザで確認する
  6.(補足) jspを実行する
Tomcatの用語

1.前提

Eclipseに動的Webプロジェクトが存在し、ソースコード(Test01.java)があるとします。

動的Webプロジェクト作成する手順は以下を参照下さい。
Eclipseで動的Webプロジェクトを作成する手順

 

Test01.java

サンプルとしてプロジェクトに設置したソースコードです。

package test1;

import java.io.IOException;

import javax.servlet.ServletException;
import javax.servlet.annotation.WebServlet;
import javax.servlet.http.HttpServlet;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;

/**
 * Test01
 */
@WebServlet("/Test09")
public class Test01 extends HttpServlet {
	private static final long serialVersionUID = 1L;

	protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
			throws ServletException, IOException {
		response.getWriter().write("ABCD");
	}

}

14行目は、@WebServletのアノテーションがあります。

 

2.warファイルを作成する

上記プロジェクトからwarファイルを作成します。

1.プロジェクトを右クリックし、「エクスポート」をクリックします。

warfile-sakusei1

 

2.「Web」→「WARファイル」を選択して「次へ」をクリックします。

warfile-sakusei2

 

3.「参照」ボタンを押して、WARファイルの置き場所を指定します。
場所は任意です。完了ボタンを押すとwarファイルが出力されます。

warfile-sakusei3

 

3.Tomcatを起動する

Tomcatを起動します。
起動の方法は以下を参照下さい。
Tomcat 起動してhello worldを表示(Windows)

 

4.warファイルをデプロイ(設置)する

1.作成したwarファイル(test1.war)を、apache-tomcatフォルダのwebappsフォルダ内にデプロイ(設置)します。
例: D:¥apache-tomcat-8.0.39¥webapps¥test1.war

warfile-deploy1

 

2.しばらくするとtest1のプロジェクトフォルダが自動で作成されます。

warfile-deploy2

 

5.ブラウザで確認する

1.ブラウザのアドレスバーに以下のURLを入力します。

http://localhost:8080/test1/Test09

URLの意味は、localhost:8080/プロジェクト名/ソースコードの中に記述した@Webservletの値です。

2.成功すると以下のように文字が表示されます。

 

6.(補足) jspを実行する

1.サンプルのjspのソースコードです。ファイル名はtest001.jspです。

<html>
<body>
<%= 22 + 33 %>
</body>
</html>

 

2.上記jspファイル(test001.jsp)をプロジェクトフォルダ(test1)直下に配置するとjspを実行できます。

例: D:¥apache-tomcat-8.0.39¥webapps¥test1¥test001.jsp

jsp-deploy

※WEB-INFの中にjspファイルを置くと参照できません。WEB-INF内は参照不可です。

 

3.jspファイルを配置した後、ブラウザのアドレスバーに以下のURLを入力します。

http://localhost:8080/test1/test001.jsp

URLの意味は、localhost:8080/(プロジェクト名)/jspファイルです。

 

4.成功すると以下のように表示されます。

warfile-jsp

 

5.jspファイルのEclipseでの場所はWebContent配下です。

webproject7

 

Tomcatの用語

http://localhost:8080/test1/test001.jspは、以下のように呼ばれます。

test1 コンテキスト(context)
Webアプリケーションの単位
/test1 コンテキストパス(contextpath)
Webアプリケーションの単位のURL
http://localhost:8080/test1 コンテキストルート(context root)
サーバのURL+コンテキストパス

関連の記事

EclipseにTomcatを登録する手順
Eclipseで動的Webプロジェクトを作成する手順

△上に戻る