EclipseまたはSTSにTomcatを登録する手順です。
EclipseからTomcatを起動し、ブラウザでWebアプリの表示やデバッグもできます。
(確認環境:Windows10、Eclipse4.8 (JavaEE)、apache-tomcat-8.5.66)
目次
目次 | 1.Tomcatを入手する |
2.EclipseにTomcatを登録する | |
3.EclipseからTomcatを起動する | |
4.ブラウザで確認する | |
Tomcatの用語 | |
ポート番号を変更する | |
コード変更時に即時反映させる(reloadable) |
1.Tomcatを入手する
Tomcatを入手します。
Tomcatの入手方法については以下を参照下さい。
Tomcat 起動してhello worldを表示(Windows)
(※)PleiadesのFull Editionなどでtomcatが既にある場合、Tomcatの入手は不要です。
2.EclipseにTomcatを登録する
1.Eclipseの「ウィンド」>「ビューの表示」>「サーバー」 をクリックします。
「サーバー」がない場合は、「ビューの表示」>「その他」の中を確認します。
※パースペクティブは「Java EE」にして下さい。
パースペクティブの「Java EE」の確認方法は以下のページの項番1を御覧ください。
Eclipseで動的Webプロジェクトを作成する手順
2.ビューに「サーバー」タブが表示されます。(図では下の方)
3.サーバータブの中で右クリックして「新規」>「サーバー」をクリックします。
4.「新規サーバー」のダイアログが表示されるので
「サーバのタイプを選択」で、「Apache」の「Tomcat v8.0 サーバー」を選択して「次へ」をクリックします。
5.「参照」ボタンを押してTomcatのフォルダを指定します。
例:D:¥apache-tomcat-8.0.39
(※注) PleiadesのFull Editionの場合、既にtomcatは含まれているのでこのダイアログは表示されません。
6.プロジェクト(test1)をクリックして、「追加」ボタンを押します。
プロジェクトがすでにある場合のみプロジェクトが表示されます。
プロジェクトがない場合は、完了を押します。
プロジェクトは後から追加できます。
※「使用可能」には、Webのプロジェクト(動的プロジェクト)が表示されます。
動的プロジェクトの作成の仕方は以下を御覧ください。
Eclipseで動的Webプロジェクトを作成する手順
7.「追加」ボタンを押すと以下のようにプロジェクトが右に移動します。
「完了」を押します。
3.EclipseからTomcatを起動する
1.Tomcatを起動します。
「サーバー」タブの「ローカルホストのTomcat v8.0サーバー」 の箇所で右クリックし「開始」をクリックします。
※「追加および除去」で後からプロジェクトを追加することができます。
※「開始」の2つ下に「停止」があります。Tomcatを停止する場合はこの「停止」を押します。
2.Tomcatが起動します。
ローカル・ホストのTomcat v8.0サーバーが「始動済み、同期済み」と表示され、
test1[同期済み]となっていることを確認します。
test1は登録したプロジェクトです。
4.ブラウザで確認する
1.Webプロジェクトにクラス(Test01クラス)を作成して以下のソース・コードをコピペします。
Webプロジェクトを作成する手順は以下を御覧ください。
Eclipseで動的Webプロジェクトを作成する手順
package test1;
import java.io.IOException;
import javax.servlet.ServletException;
import javax.servlet.annotation.WebServlet;
import javax.servlet.http.HttpServlet;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;
/**
* Test01
*/
@WebServlet("/Test09")
public class Test01 extends HttpServlet {
private static final long serialVersionUID = 1L;
protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
throws ServletException, IOException {
response.getWriter().write("ABCD");
}
}
2.ブラウザのURL欄に以下のURLを入力します。
localhost:8080/test1/Test09 |
URLの意味は、localhost:Tomcatのポート番号/プロジェクト名/ソースコードの中に記述した@Webservletの値です。
成功すると以下のように文字が表示されます。
Eclipseでデバッグの設定をすればデバッグモードで動かせます。
Tomcatの用語
http://localhost:8080/test1/Test09は、以下のように呼ばれます。
test1 | コンテキスト(context) Webアプリケーションの単位 |
/test1 | コンテキストパス(contextpath) Webアプリケーションの単位のURL |
http://localhost:8080/test1 | コンテキストルート(context root) サーバのURL+コンテキストパス |
Eclipseで確認
Eclipse上でも確認できます。
Test01.java上で右クリックして「実行」→「サーバーで実行」をクリックします。
Eclipseの画面に結果が表示されます。
上記手順の表示先は以下で設定できます。
「ウィンドウ」→「Webブラウザ」→選択する。
ポート番号を変更する
1.Serversフォルダにあるserver.xmlを開きます。
2.portの数値を変更します。
コード変更時に即時反映させる(reloadable)
1.Serversフォルダにあるserver.xmlを開きます。
2.Contextタグのreloadableの値をfalseからtrueに変更しサーバを再起動します。
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