Visual Studioでのデバッグの方法です。
目次
| デバッグの実行 | 1.ブレークポイントを設定する |
| 2.デバッグを実行する | |
| 機能 | 変数にカーソルを当てて確認する |
| デバッグで変数の値を変更する | |
| アイコンの説明 | デバッグのアイコンの機能 |
1.ブレークポイントを設定する
デバッグを行うためにブレークポイントを設定します。
設定方法
コードがある画面の行の左端をクリックすると丸いアイコン(下図の赤枠)が表示されます。
ブレークポイントです。

ブレークポイントとは?
ブレークポイントは、デバッグモードでコードを動かすとブレークポイントの箇所でプログラムが止まります。
そのため、その時点での変数の値を確認できます。
ブレークポイントは、複数の箇所に設定できます。
2.デバッグを実行する
1.デバッグを実行するには、「Debug」を選択し、「開始」をクリックします。
上記で設定したブレークポイントまでソースコードが実行されます。

2.コードがあるウィンドウを確認すると、10行目の設定したブレークポイントで止まっています。
「変数ビュー」で変数の中身を確認できます。
変数のaに値として1が入っていることがわかります。

3.デバッグを続けるには、「続行」のアイコンをクリックします。
デバッグを終了する場合は、赤の四角いアイコンをクリックします。

変数にカーソルを当てて確認する
1.変数にカーソルを当てると変数の中身を確認できます。
以下は、変数の値が1となっています。
ピンのアイコンをクリックするとピン留め(表示がされたまま)されます。

2.ピン留めされている箇所にカーソルを当て☓をクリックすると削除できます。

3.矢印の箇所をクリックするとコメントを入力できます。

デバッグで変数の値を変更する
1.デバッグで変数の値を変更することができます。
以下の図は、10行目のブレークポイントで止まっている状態で、変数の値を1から999に変更しました。
対象の値をダブルクリックすると入力可能な状態になります。

2.上記で設定した値999で以降の処理が行われていることがわかります。

3.デバッグのアイコンの機能
デバッグで使用するアイコンの機能の説明です。
デバッグを実行する時に使用したアイコンの右側にあります。

上記の赤枠を拡大した図です。

| アイコン | 説明 |
|---|---|
| ステップイン(F11) | 次の1文を実行します 次の1文にメソッドがある場合、メソッドの中に入ります |
| ステップオーバー(F10) | 次の1文を実行します 次の1文にメソッドがあっても、メソッドの中に入りません |
| ステップアウト(Shift+F11) | 今実行中のメソッドの実行を終えて、呼び出し元へ戻ります |
デバッグのアイコンは他にもあります。
ステップインなどがあるアイコンの右側の下三角をクリックして「ボタンの追加または削除」をクリックすると上記以外のアイコンも表示されます。

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