VB.NETのPostgreSQLに接続してselectするサンプルです。
(確認環境:Visual Studio Community 2019,PostgreSQL13)
目次
サンプル | Npgsqlを取得する |
使用するテーブル | |
接続してselectを実行する |
Npgsqlを取得する
Npgsqlは、.NETからPostgreSQLに接続するライブラリです。
1.Visual Studioの「ツール」→「NuGetパッケージマネージャー」→「ソリューションのNuGetパッケージの管理」をクリックします。
2.「参照」タブをクリックし検索入力欄に「Npgsql」と入力します。
表示されたNpgsqlをクリックし、プロジェクトのチェックを入れ、インストールボタンを押します。
3.画面下に状況の文言が表示されます。しばらく待ちます。
変更のプレビューが表示されるのでOKを押します。
4.Npgsqlのインストールが完了すると参照配下にNpgsqlが追加されます。
使用するテーブル
以下は、今回使用するPostgreSQLのテーブルです。テーブル名は「Employee」です。
id | name | romaji |
---|---|---|
1 | 鈴木 | suzuki |
2 | 田中 | tanaka |
3 | 佐藤 | sato |
接続してselectを実行する
PostgreSQLに接続してselectを実行するサンプルです。
using System;
using Npgsql;
class Test1
{
static void Main()
{
string sql = "SELECT id,name,romaji FROM public.employee";
string ConnectionString =
"Server=127.0.0.1;"
+ "Port=5432;"
+ "Database=testdb1;"
+ "User ID=postgres;"
+ "Password=postgres;";
try
{
using (NpgsqlConnection conn = new NpgsqlConnection(ConnectionString))
{
conn.Open();
using (NpgsqlCommand cmd = new NpgsqlCommand(sql,conn))
{
using (NpgsqlDataReader reader = cmd.ExecuteReader())
{
while (reader.Read())
{
Console.WriteLine(reader["id"] + ":"
+ reader["name"] + ":"
+ reader["romaji"]);
}
}
}
}
}
catch (Exception ex)
{
Console.WriteLine(ex.Message.ToString());
}
}
}
2行目は、Npgsqlを指定しています。
8行目は、select文です。
17,20,22行目は、usingステートメントです。
配下のブロックの処理が終了したときにリソースを解放するDispose()が呼ばれます。
10行目は、接続情報です。サーバーIPアドレス、ポート、データベース、ユーザーID,パスワードを指定します。
22行目は、ExecuteReaderメソッドでSQL文を実行しています。
26~28行目は、テーブルから取得した値を表示しています。
実行結果
以下のように表示されます。
1鈴木suzuki
2田中tanaka
3佐藤sato
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