PowerShell ISEでファイルからHello Worldを表示するサンプルです。(確認環境:Windows10)
目次
説明 | PowerShell ISEとは(PowerShellの違い) |
1.読み込むスクリプトファイル | |
2.PowerShell ISEの起動とポリシーの変更 | |
3.スクリプトファイルの実行と確認 | |
PowerShellのバージョンを確認する | |
コメントの書き方 | |
コードを改行して表示する |
PowerShell ISEとは(PowerShellの違い)
- PowerShell ISEはGUIで、PowerShellの機能に加えスクリプトファイルを表示してコードの修正や実行やデバッグができます。
- PowerShellはCUIでコマンドの実行やプログラムの実行ができます。
- スクリプトファイルの拡張子は、ps1です。
- Windows10では標準で入っています。
- ISEは、Integrated Scripting Environmentの略です。
- ※PowerShellのコードの記述と実行はVisual Studio Codeでも可能です。
- 以下は、MicrosoftのWindows PowerShell ISEのリンクです。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/scripting/windows-powershell/ise/introducing-the-windows-powershell-ise?view=powershell-7.2
1.読み込むスクリプトファイル
#コメント
Write-Host "Hello World"
Write-Hostは、文字列を出力します。
ファイル名は、test1.ps1です。任意の場所に配置します。
2.PowerShell ISEの起動とポリシーの変更
スタートメニューから「Windows PowerShell ISE」を右クリックして「その他」→「管理者として実行」をクリックします。(ファイル実行で「実行ポリシー」を変更する必要があるため)
2.ファイルの読み込み
フォルダのアイコンをクリックし上記のtest1.ps1を指定します。
3.読み込まれるとコードが表示されます。
上記図の緑の横向きの三角を押すと表示しているtest.ps1が実行されますが、
ポリシーが変更されていない場合、「このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、・・」とうメッセージが表示され実行できません。
4.画面下部のコマンド入力欄で以下のコマンドを実行します。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned |
Set-ExecutionPolicyは、ファイルの実行ポリシーを変更します。
RemoteSignedは、ローカルファイルは実行可能でネットからダウンロードしたファイルは署名(Signed)が必要という意味です。
3.スクリプトファイルの実行と確認
1.test.ps1が表示された状態で、緑の横向きの三角をクリックします。
2.スクリプトファイルが実行され画面下部に実行結果のHello Worldが表示されます。
PowerShellのバージョンを確認する
バージョンの確認配下のコマンドを入力します。
$PSVersionTable |
PSVersionがPowerShellのバージョンです。
コメントの書き方
#コメント
Write-Host "Hello World"
コメントは、シャープ(#)です。
コードを改行して表示する
$a = 1
$b = 1
if (($a -eq 1) -and `
($b -eq 1)){
Write-Host "true" # true
}
コードを改行して表示する場合は、4行目のように改行の箇所でバックスラッシュ(`)を入力します。
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