ネットワーク CIDR(サイダー)とは

目次

CIDRとは

「このIPアドレスは、先頭から何ビットがネットワーク部分ですよ」という情報を 「/数字」 で表す方法です。

 

以下のIPアドレスとサブネットマスクがある場合で、

IPアドレス:10.0.0.0
サブネットマスク:255.255.255.240

 

上記をCIDR(サイダー)表記で書くと以下になります。

CIDR表記:10.0.0.0/28

 

サブネットマスクは、ネットワーク部とホスト部を定めます。

サブネットマスクの255.255.255を2進数にすると1の8桁が3つになります。

サブネットマスクの240を2進数にすると1の4桁と0の4桁になります。

関連を図で書くと以下になります。

1の数は、左から8+8+8+4=28個になります。

→10.0.0.0/28は、先頭の28ビットはネットワーク部になります。

→残り4ビット(0000)がホスト部になります。

ホスト部で使用できるIPの数は、2(0と1か)の4乗で16個(※)となります。この例でのIPアドレスの範囲は10.0.0.0から10.0.0.15です。

※PC等を接続できる台数は、先頭のネットワークアドレスと最後のブロードキャストアドレスを除くので2つ減ります。

 

CIDRを使うメリット

・クラスA/B/Cのような固定区分に縛られず、柔軟にネットワークを分割できます。
→IPアドレスの無駄遣いを減らせます。

・サブネットマスクと同じ意味を短く書けます。

 

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