Linux lsコマンドの見方(パーミッション)

Linuxのlsコマンドで表示されるパーミッションの一覧の見方のサンプルです。

目次

サンプル lsコマンドで表示される一覧の見方
  ls -laで表示されるドット(.)の意味

lsコマンドで表示される一覧の見方

 

1.種類とパーミッション

drwxrwxr-x

最初の文字は、ファイルの種類です。以下があります。

- : 通常のファイル
d : ディレクトリ
l : シンボリックリンク

 

drwxrwxr-x

次の3文字(赤字)は、所有者のパーミッションです。

その次の3文字(青字)は、グループのパーミッションです。

その次の3文字(緑字)は、その他のパーミッションです。

記号の意味は以下のとおりです。

記号 意味 数値で表すと
r 読み取り可能 4
w 書き込み可能 2
x 実行可能 1
- 許可無し 0

上記の例では、

所有者は読み(r:4)+書き(w:2)+実行(x:1)ができます。数値の合計は7。

グループも読み(r:4)+書き(w:2)+実行(x:1)ができます。数値の合計は7。

その他は読み(r:4)+実行(x:1)ができます。数値の合計は5。

 

chmod 777 test1.txt

とした場合、読み(4)+書き(2)+実行(1)=7が

所有者、グループ、その他に付与されます。

 

chmod 755 test1.txt

とした場合、読み(4)+書き(2)+実行(1)=7が

所有者に付与され、

読み(4)+実行(1)=5が

グループ、その他に付与されます。

 

2.ディレクトリ数

ディレクトリの場合、親ディレクトリとカレントディレクトリで2です。それにサブディレクトリがあればその数が追加されます。

ファイルの場合は、1です。

 

4.バイト数

ファイルの場合、ファイルのサイズが表示されます。

ディレクトリの場合、ディレクトリ内のサイズは表示されません。
ディレクトリ内のサイズを表示する場合はduコマンドを使用します。

例  du -h /home/test --max-depth 1

 

ls -laで表示されるドット(.)の意味

lsコマンドにオプションのaを追加するとドット(.)つきのファイルやディレクトリがあれば表示されます。

ファイルの前にドット(.)がついているのは隠しファイルです。(.test2.txt)

ディレクトリの前にドット(.)がついているのは隠しディレクトリです。(.testdir2)

図の下段のls -lでは、隠しファイルと隠しディレクトリは表示されていません。

 

また、ls -laで表示されているドット1つ(.)は、現在のディレクトリを表します。

ドット2つ(..)は、上位のディレクトリを表します。

関連の記事

CentOS コマンド一覧 (Linux)

△上に戻る