Kotlinのwhen文(switch文)のサンプルです。条件で処理を分岐する時に使用します。
目次 | when文(式)とは |
when文のサンプル | |
複数の値で比較する | |
when式 (whenの結果を変数にセットする) | |
when文の中でif文を使用する |
when文(式)とは
[変数 = ] when(条件){ 値 -> 処理 値 -> 処理 else -> 処理 } |
- 条件の値と値が一致すれば、->の右にある処理が実行されます。
- elseは、条件の値がどの値にも一致しない時に実行されます。
- kotlinのwhenは、値を返すことができるのでwhen式ともいえます。
- 値を返さないwhen文としても使用できます。
when文のサンプル
fun main() {
val a = "2"
when (a) {
"1" -> println("1つめ")
"2" -> println("2つめ") // 2つめが出力される
else -> println("3つめ")
}
}
3行目は、変数aに値をセットしています。
5行目からwhen文が始まります。
7行目の"2"は変数aの値と一致するのでその処理が実行されます。
複数の値で比較する
fun main() {
val a = 5
when (a) {
1,2 -> println("A")
3,4,5 -> println("B") // Bが出力される
else -> println("C")
}
when (a) {
in 1..3 -> println("D")
in 4..9 -> println("E") // Eが出力される
else -> println("F")
}
}
6,7行目は、複数の値を指定しています。
12,13行目は、inを使用して範囲を指定しています。
when式 (whenの結果を変数にセットする)
fun main() {
val a = "2"
val test1 = when (a) {
"1" -> "1つめ"
"2" -> "2つめ"
else -> "3つめ"
}
println(test1) // 2つめが出力される
}
5行目は、whenの判定の結果を変数にセットしています。
10行目は、変数の値を表示しています。
when文の中でif文を使用する
fun main() {
val a = 3
when (a) {
3 -> if (a % 2 == 0) {
println("偶数")
} else {
println("奇数") // 奇数が出力される
}
else -> println("その他")
}
}
6行目はwhen文の中でif文を使用しています。
%は、割り算の余りを求めます。
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