JavaScriptとは – JavaScriptの概要

JavaScriptの概要についてです。

JavaScriptの概要

JavaScriptはプログラミング言語です。

1995年にNetscape Navigatorというブラウザに搭載され、
1996年にはマイクロソフトのInternet Explorerに搭載されました。

初期は、ホームページを動的に表示する簡易的な言語であり、またブラウザそれぞれで独自の仕様で拡張されていたため互換性に難がありました。

現在は、ECMAScriptとして標準化され、Ajax技術が実装されたことにより高度な要求を満たせるようになりました。メジャーなプログラム言語になっています。

JavaScriptがまだ進化していなかった時代では、JavaのAppletやAdobeのFlash PlayerやマイクロソフトのActiveXやSilver light等が使用されていました。

JavaScriptはどこで使われているか

Webブラウザで動作します。画面の動きの制御やサーバーとのやり取り等を行います。
Node.jsは、ブラウザではなくサーバーで動きます。

JavaScriptの仕様は誰が決定するのか

Ecma Internationalという国際的な団体によってECMAScriptとして標準化されます。
メンバーにはGoogleやMicrosoft他入っています。
https://www.ecma-international.org/
https://www.ecma-international.org/about-ecma/members/

JavaScriptのライブラリ・フレームワーク

jQuery、Vue.js、React.js、AngularJS他多数あります。

JavaScriptのコードを実行するエンジンとして以下があります。

エンジン	説明
V8	Googleが開発 Google ChromeとChromiumベースのブラウザ(※)で使用 Node.jsはV8上に構築されています
SpiderMonkey	Mozilla Foundationが保守しています Firefoxで使用
JavaScriptCore	Safariで使用
Chakra(チャクラ)	IEとMicrosoft Edge(レガシー版)で使用
Hermes(エルメス)	Facebookが開発

※Microsoft Edgeは、2020年1月からChromium版を正式版として提供開始しました。
Chromiumベースではないものはレガシー版です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Edge

OperaもChromiumベースのブラウザです。
Chromium(クロミウム)とは、Googleが開発したオープンソースのブラウザのプロジェクトです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Chromium

レンダリングエンジン

エンジンとは別に、Webページを表示するためのレンダリングエンジンもあります。

エンジン	説明
WebKit	アップルが中心で開発 Safariで使用 CSSのベンダープレフィックスは-webkit- 注：iPhoneやiPadのiOSで使用するブラウザは全てWebKitになる
Blink	WebKitから分岐しました。 Google ChromeとChromiumベースのブラウザで使用 Httpリクエストのuser-agentにはAppleWebKitと表示されている CSSのベンダープレフィックスは-webkit-
Gecko	Firefoxで使用 Httpリクエストのuser-agentにはGeckoと表示されている CSSのベンダープレフィックスは-moz-
Trident	IEで使用 CSSのベンダープレフィックスは-ms-

Javaのサンプルコードです。実行すると「hello world」と表示されます。

<script>
  alert("hello world");
</script>

alert命令で文字列を表示します。