Spring Bootでhello worldを表示するサンプルです。
確認環境 ・Windows10 ・STS 3.9.6 ・JDK 10.0.2 ・Spring Boot 2.0.5 |
目次
手順 | 環境 |
1.プロジェクトを作成する | |
2.クラスを作成する | |
3.クラスのコードを記述する | |
4.アプリを起動し画面へ表示する | |
参考 | ポート番号を変更する |
コードを修正して再実行する | |
作成した直後にpom.xmlでエラーが発生する場合 |
環境
STS(Spring Tool Suite)をインストールする場合は以下を参照願います。
Java STS(Spring Tool Suite)をインストールする手順
1.プロジェクトを作成する
Spring Bootのプロジェクトを作成します。
1.「ファイル」→「新規」→「Springスターター・プロジェクト」をクリックします。
.
2.「名前」の欄にプロジェクト名を入力します。「次へ」をクリックします。
3.「Web」にチェックを入れます。「次へ」をクリックします。
(バージョンによってはSpring Webとなっています)
4.何もしません。完了をクリックします。
各フォルダが展開されるまで時間がかかる場合があります。
右下にパーセンテージがでるので完了するまで待ちます。
5.以下は完成の状態です。
2.クラスを作成する
クラスを作成します。
1.パッケージの箇所で右クリックして、「新規」→「クラス」をクリックします。
2.「名前」の欄にクラス名を入力して完了ボタンを押します。
クラスが作成されます。
3.クラスのコードを記述する
クラスのコードを記述します。
ピンクの行を追記します。
package com.example.demo;
import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;
@RestController
public class Test1 {
@GetMapping("/test1")
public String write1() {
return "Hello World1";
}
}
6行目の@RestControllerについて
- 記述するとContorollerになります。
- RestControllerアノテーションは、メソッドの戻り値を画面に表示します。
→Contorollerアノテーションは遷移先を返します。 - 以下は、Spring FrameworkのRestControllerアノテーションのリンクです。
https://docs.spring.io/spring-framework/docs/current/javadoc-api/org/springframework/web/bind/annotation/RestController.html
9行目の@GetMappingは@RequestMapping(method = RequestMethod.GET)と同じ意味です。
- 画面からアクセスするときのURLの一部になります。
- 以下は、Spring FrameworkのRequestMappingアノテーションのリンクです。
https://docs.spring.io/spring-framework/docs/current/javadoc-api/org/springframework/web/bind/annotation/RequestMapping.html
4.アプリを起動し画面へ表示する
アプリを起動します。
1.プロジェクトを右クリックします。
2.ダイアログの「Run As」から「Spring Boot App」をクリックすると起動します。
コンソールに起動のログが表示されます。
3.ブラウザのURL欄に以下のURLを入力して実行すると上記コードの11行目の文字列が表示されます。8080はポート番号です。
http://localhost:8080/test1
ポート番号を変更する
ポート番号を変更する方法です。
src/main/resources 配下のapplication.propertiesに
server.port =ポート番号を記述します。
例:server.port = 8765
コードを修正して再実行する
コードを修正して再実行するには、停止のアイコンで停止してしてから再度Spring Bootアプリケーションを実行します。
ただし、このやり方だと面倒です。
以下の修正をすると変更したら画面に反映されるようになります。
1.pom.xmlのdependenciesの箇所に以下の2-6行目を追記します。
<dependencies>
<dependency>
<groupId>org.springframework.boot</groupId>
<artifactId>spring-boot-devtools</artifactId>
<optional>true</optional>
</dependency>
</dependencies>
https://docs.spring.io/spring-boot/docs/current/reference/html/using-boot-devtools.html
2.Spring Bootアプリケーションを再起動します。
3.コードを修正して保存すると画面に反映されます。
作成した直後にpom.xmlでエラーが発生する場合
pom.xmlを右クリックして、Maven→Update Project→対象のプロジェクトを選択しForce Update of Snapshots/Releasesにチェックを入れOKボタンを押したところ解消されました。
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