Java エスケープシーケンスとは

Javaのエスケープシーケンスのサンプルです。

目次

サンプル エスケープシーケンスとは
  よく使うエスケープシーケンスの一覧
  エスケープシーケンスのサンプル

エスケープシーケンスとは

\文字
  • エスケープシーケンスは、通常の文字の機能や意味とは異なるものにします。
    →\"で文字列をくくるダブルコーテーション(")の機能はなくして文字として表示させる。
    →\nで改行とします。\tをタブとします。
  • 円記号(バックスラッシュ)はエスケープ文字です。
  • エスケープ文字+文字でエスケープシーケンスです。
  • 円記号(バックスラッシュ)の文字コードは、shift-jisでは0x5C、UnicodeではU+005Cです。

 

よく使うエスケープシーケンスの一覧

エスケープシーケンス 説明
\" ダブルコーテーションを文字として表示する
(通常であれば文字列の開始と終了を意味する)
\' シングルコーテーションを表示する
\t タブを表示する
\\ バックスラッシュ(円記号)を表示する
\n 改行 (LF)を行う
\XXX ASCII文字を表示する
XXXは3桁の8進数です。\101はAと表示されます。
\uxxxx Unicode文字を表示する
xxxxは4桁の16進数です。\u0041はAと表示されます。

 

エスケープシーケンスのサンプル

package test1;
 
public class Test1 {
	public static void main(String[] args) {

		// ダブルコーテーションを表示
		System.out.println("あいう\"えお"); // あいう"えお
		
		// タブを表示 
		System.out.println("あいう\tえお"); // あいう	えお
		
		// バックスラッシュを表示
		System.out.println("あいう\\えお"); // あいう\えお
		
		// 改行を行う
		System.out.println("あいう\nえお"); // 「う」の後に改行が入る
		
		// 円記号(バックスラッシュ)と8進数3桁で英字を表示
		System.out.println("\101"); // A
		System.out.println("\101\102"); // AB
		
		// 記号(バックスラッシュ)とuと16進数4桁で英字を表示
		System.out.println("\u0041"); // A
		System.out.println("\u0041\u0042"); // AB
 	}
}

7行目は、ダブルコーテーションをエスケープしています。
文字列の開始と終了の機能ではなく、文字として表示しています。

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