Go言語のエスケープシーケンスのサンプルです。
目次
文字 | エスケープシーケンス |
エスケープシーケンス
\文字 |
- エスケープシーケンスは、指定した文字に特殊な意味を持たせます。
- 特殊な意味を持たせたい文字の前に円記号(バックスラッシュ)を付けます。
- バックスラッシュ(円記号)の文字コードは、shift-jisでは0x5C、UnicodeではU+005Cです。
- 以下は、公式のgo言語のString literalsのリンクです。
https://golang.org/ref/spec#String_literals
エスケープシーケンスの一覧です。
文字 | 説明 |
---|---|
\" | ダブルコーテーションを文字として表示する |
\t | タブを表示する |
\¥ | 円記号(バックスラッシュ)を表示する |
\n | 改行する |
\XXX | ASCII文字を表示する XXXは3桁の8進数です。\101はAと表示されます。 |
\xXX | ASCII文字を表示する XXは2桁の16進数です。\x41はAと表示されます。 |
\uXXXX | Unicode文字を表示する xxxxは4桁の16進数です。\u0041はAと表示されます。 |
エスケープシーケンスのサンプルです。
package main
import "fmt"
func main(){
// ダブルコーテーションを表示
fmt.Println("あいう\"えお") //あいう"えお
// タブを表示
fmt.Println("あいう\tえお") //あいう えお
// バックスラッシュを表示
fmt.Println("あいう\\えお") //あいう\えお
// 改行を行う
fmt.Println("あいう\nえお") //あいうで改行される
// 円記号(バックスラッシュ)と8進数3桁を指定
fmt.Println("\101") //A
fmt.Println("\101\102") //AB
// 円記号(バックスラッシュ)とxと16進数2桁を指定
fmt.Println("\x41") //A
fmt.Println("\x41\x42") //AB
// 円記号(バックスラッシュ)とuと16進数4桁を指定
fmt.Println("\u0041") //A
fmt.Println("\u0041\u0042") //AB
}
7行目は、ダブルコーテーションをエスケープしています。
文字列の開始と終了の機能ではなく、文字として表示しています。
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