目次
ソース添付とは
EclipseのJRE System Library(例:JDKのrt.jar)に出てくる「ソース添付」についてです。
ソース添付とは、JDKに含まれる標準ライブラリのソースコードをEclipseに関連付ける設定です。
例えばStringクラスを開いたとき、ソース添付があると、実際のソースコード(コメント含む)が表示されます。
ソース添付がなければソースコードは表示されません。
利点
デバッグ時に JDK 内部の処理を追えます。
実装の仕組みを学べます。
ソース添付を確認する
以下の図はビルドパスの画面です。
(プロジェクトを右クリック>「ビルドパス」>「ビルドパスの構成」>「ライブラリ」で表示)
上記図のrt.jarの「ソース添付」の横にsrc.zipファイルがあります。
この場合、以下のようrt.jarのソースコードを確認できます。
1.SystemクラスをクリックしてF3キーを押します。
2.Systemクラスのソースコードが表示されます。
3.ソース添付の箇所が空白の場合は、「ソースが見つかりませんでした」という画面が表示されます。
Javadocロケーションとは
EclipseのJRE System Library(例:JDKのrt.jar)に出てくる「Javadocロケーション」についてです。
Javadocロケーションとは、クラスやメソッドのドキュメントをどこから参照するかを指定する設定のことです。
JDKや外部ライブラリ(JAR)にはクラスファイルしか入っていないことが多く、
そのままだとEclipse上で「マウスを合わせても説明が出ない」「F2キーで詳細を見ても何も表示されない」という状態になります。
そこで「このライブラリのドキュメントはここにありますよ」とEclipseに教えるのがJavadocロケーションの設定です。
Javadocロケーションを確認する
以下の図はビルドパスの画面です。
(プロジェクトを右クリック>「ビルドパス」>「ビルドパスの構成」>「ライブラリ」で表示)
上記図のrt.jarの「Javadocロケーション」の横にURLの記載があります。
(Javadocロケーション:http://docs.oracle.com/javase/jp/8/docs/api/)
この場合、以下のようにjavadocを確認できます。
1.SystemクラスをクリックしてF2キー+シフトキーを押します。
2.指定されたURLにあるSystemクラスのjavadocが表示されます。
(Javadocロケーション:http://docs.oracle.com/javase/jp/8/docs/api/)
3.URLが指定されていない場合、「JavadocロケーションURLを指定してください」というダイアログが表示されます。
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