AWS CLIをWindowsにインストールしS3のファイル操作

目次

目的

AWS CLIをWindows10にインストールしてPowerShellでS3のファイルを操作します。
(Windows 10,aws-cli 2.11.4)

AWS CLIは、コマンドラインからAWSを実行できるようにするAWSの公式モジュールです。

 

AWS CLIをWindows10にインストールする

1.AWSのコマンドラインインターフェイスのページを開き、Windowsの64ビットのリンクをクリックします。

https://aws.amazon.com/jp/cli/

下図の赤枠の箇所をクリックするとAWSCLIV2.msiがダウンロードされました。

2.AWSCLIV2.msiをダブルクリックします。

3.Nextをクリックします。

 

4.ラインセンスの箇所にチェックを入れNextをクリックします。

 

5.インストール先を指定してNextをクリックします。

 

6.Installをクリックでインストールされます。

  

 

7.PowerShellを立ち上げてaws --versionを入力するとaws cliのバージョンが表示されます。

 

IAMユーザにS3の権限を追加する

1.IAMのユーザーにS3の権限を追加します。
test-ec2-userに「AmazonS3FullAccess」を追加しました。

※ユーザーは作成済みで、Access key IDとSecret access keyはダウンロード済みの想定です。

 

実行ユーザ(プロファイル)を登録する

1.Power Shellでaws configureコマンドを入力して実行ユーザ(test-ec2-user)を登録します。
アクセスキーとシークレットキーは、ユーザー作成時にダウンロードしたファイルの中にある情報です。

PS D:\> aws configure --profile test-ec2-user
AWS Access Key ID [None]: アクセスキー
AWS Secret Access Key [None]: シークレットキー
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]:
PS D:\>
PS D:\> aws configure list-profiles
test-ec2-user
PS D:\>

7行目は、プロファイルリストを確認しています。
※aws configure list-profilesはAWS CLIのバージョンが2のときのみ使用できます。

 

実行ユーザ(プロファイル)を切り替える

ログインユーザー(ec2-user)から実行ユーザ(test-ec2-user)に切り替えます。

PS D:\> aws configure list
      Name                    Value             Type    Location
      ----                    -----             ----    --------
   profile                <not set>             None    None
access_key                <not set>             None    None
secret_key                <not set>             None    None
    region                <not set>             None    None
PS D:\> $env:AWS_PROFILE = "test-ec2-user"
PS D:\> aws configure list
      Name                    Value             Type    Location
      ----                    -----             ----    --------
   profile            test-ec2-user              env    ['AWS_PROFILE', 'AWS_DEFAULT_PROFILE']
access_key     ****************XX6Z shared-credentials-file
secret_key     ****************XXCY shared-credentials-file
    region           ap-northeast-1      config-file    ~/.aws/config
PS D:\>

1行目の結果は、変更前の状態が表示されています。
8行目は、環境変数の値をtest-ec2-userに変更しています。
9行目は、変更後のユーザーです。

8行目の環境変数の値は以下のechoコマンドで確認できます。

PS D:\> echo $env:AWS_PROFILE
test-ec2-user
PS D:\>

 

aws s3コマンドで確認する

aws s3 lsコマンドでバケットの一覧を表示します。

PS D:\> aws s3 ls
2023-03-16 01:28:33 kanshi2
2023-03-16 00:51:57 test-s3-data-2022
2022-08-28 00:41:29 test-s3-data-glacier-deep-2022

s3を操作するコマンド

AWS CLIのコマンド (S3のファイルの一覧/コピー/移動)

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