VBS(VBScript)のhello worldと実行のサンプルです。
目次
サンプル | VBSファイルとは |
hello worldのサンプル | |
コメントの付け方 | |
vbsファイルを引数を付けて実行する | |
vbsファイルから他のvbsファイルを呼び出す |
VBSファイルとは
- vbsは、メモ帳等を使用してファイルにプログラムコードを記述しWindowsで実行できます。
- ファイルの拡張子はvbsにします。Visual Basic Scriptの略です。
- ファイルをダブルクリックまたはコマンドプロンプト等からコードを実行できます。
- batファイルより複雑な処理ができます。
- vbsをコマンドプロンプトで動かす場合、実行環境としてWindows Script Host(WSH)が使用されます。
- バッチ処理等で使用する場合は、cscriptコマンドを使用します。
- 画面のメッセージダイアログを使用する場合は、wscriptが使用されます。
hello worldのサンプル
1.ファイルtest1.vbsを新規作成します。
2.ファイル内に以下のコードを記述します。
WScript.Echo "hello world"
WScript.Echoは、文字列を出力する命令です。
3.コマンドプロンプトを起動し、cscriptコマンドで上記ファイルを指定して実行すると文字列が出力されます。
cscript test1.vbs
4.cscriptのオプションとして/Nologoをつけるとバージョン表記等が表示されなくなります。
cscript /Nologo test1.vbs
コメントの付け方
'コメント
REM コメント
WScript.Echo "hello world"
コメントは、シングルコーテーション(')またはREMを使用します。
vbsファイルを引数を付けて実行する
コード上では、Wscript.Arguments(0)というように引数を受け取ります。
a = Wscript.Arguments(0)
b = Wscript.Arguments(1)
WScript.Echo a + "と" + b
引数は、vbsファイル名の後ろに半角スペース区切りで追加します。
vbsファイルから他のvbsファイルを呼び出す
呼び出す側のファイル tests1.vbs
Dim wss
Set wss = Wscript.CreateObject("WScript.Shell")
num = wss.Run ("cscript D:\Test1\vbtest.vbs",,True)
WScript.Echo num '0が表示される
Set wss = Nothing
4行目は、他のvbsファイルを実行しています。
3つめの引数のtrueは、呼び出したvbtest.vbsの処理が終了してから次の行へ進みます。
呼び出される側のファイル vbtest.vbs
WScript.Quit(0)
Quitで引数の値を呼び出し側に返します。
以下は、実行結果です。
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