VB.NET dllファイルを作成しプロジェクトで参照

VB.NETのdllファイルを作成しプロジェクトで参照するサンプルです。
(確認環境:Microsoft Visual Studio Community 2019)

目次

サンプル dllファイルを作成する
  dllファイルを参照して使用する
  dllのコードを表示して確認する
  「デバッグモードはプログラムですが、指定されたプログラムはありません」のエラー

dllファイルを作成する

クラスライブラリのプロジェクトを作成します。

Visual Studioを立ち上げ、ファイル>新規作成>プロジェクトから「クラスライブラリ(.NET Framework)」を選択します。

 

以下のコードを作成します。

Public Class Class1
	Public Shared Function Add(ByVal num1 As Integer)

		Return num1 + 10

	End Function
End Class

引数として数値を受け取り10加算して返します。

完了後は、ソリューションのビルドを実行します。
出力メッセージにdllファイルの出力パスが表示されます。
作成したdllファイルを任意の場所に配置します。

例: D:\repos\ClassLibrary2\bin\Debug\ClassLibrary2.dll 

dllファイルを参照して使用する

dllを使用するプロジェクトを開きます。

1.作成したdllファイルを参照するように設定します。
プロジェクト>追加>参照

 

2.参照ボタンを押すとファイル選択のダイアログが表示されるのでdllファイルを選択します。
設定完了後OKボタンを押します。

 

3.以下のコードを入力します。

Imports ClassLibrary2

Module Module1
	Sub Main()

		Console.WriteLine(Class1.Add(20)) '30

	End Sub
End Module

1行目は、dllファイルをインポートしています。
実行すると6行目でdllファイルのロジックを実行し引数に10追加した数値が表示されます。

 

dllのコードを表示して確認する

dllファイルで使用しているコードの箇所でctrl + 左クリックします。

 

dllのコードが表示されます。

 

「デバッグモードはプログラムですが、指定されたプログラムはありません」のエラー

「デバッグモードはプログラムですが、指定されたプログラムは有りません。プロジェクトのデバッグプロパティページを使ってプログラムを指定してください。」

上記エラーが出た場合は、以下の箇所を確認して下さい。

プロジェクトを右クリックして、「デバッグ」の「外部プログラムの開始」から「スタートプロジェクト」に変更する。

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