目次
神社と寺の違いのまとめ
宗教 | 信仰対象 | 建物 | |
---|---|---|---|
神社 | 神道(日本古来の宗教) 神職(宮司・神主など) |
八百万の神(自然・祖先・土地の神など) | 鳥居(神域と俗界の境界) 本殿(神が宿る場所) 鳥居、狛犬、しめ縄 |
寺 | 仏教 僧侶(住職・和尚など) |
仏・菩薩・祖先霊 | 山門 本堂(仏像を安置) 仏像、五重塔、鐘楼、仏具 |
神社とは
日本の神道に基づいた宗教施設で、八百万(やおよろず)の神々を祀る場所です。
信仰対象
山・川・海・森など自然や、土地の神・祖先の神、歴史的人物などを神として祀ります。
入口の象徴
鳥居 … 神域と人間界を区切る門。参拝者は鳥居をくぐることで「神の世界」に入ります。
参道 … 鳥居から本殿まで続く道。途中に狛犬や手水舎があります。
主要建物
本殿 … 神が鎮まる場所。
拝殿 … 参拝者が祈りを捧げる場所。
装飾・守護
狛犬 … 魔除けの守り神。
しめ縄や御神木 … 神の存在を示すもの。
神職(しんしょく)
神主(かんぬし)や宮司(ぐうじ)が代表的。神事を司り、祭礼を執り行います。
巫女(みこ)
神職を補助し、舞を奉納する女性。
参拝方法
鳥居をくぐるときは軽く一礼。
手水舎で手と口を清める。
拝殿では 二礼二拍手一礼 (にれいにはくしゅいちれい)が基本作法。
寺とは
仏教に基づいた宗教施設で、仏・菩薩・祖先を供養する場です。
信仰対象
釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来などの仏。
観音菩薩、地蔵菩薩などの菩薩。
祖先や故人の霊も供養対象になります。
主要建築物
山門・・・寺院の入口にある門。
本堂・・・仏像を安置し、法要を行う場所。
塔(五重塔など)・・・仏舎利を納める象徴的建築。
鐘楼(しょうろう)・・・除夜の鐘などで鳴らす鐘を吊るした建物。
象徴的存在
仏像(釈迦、阿弥陀、観音など)
経典(お経)
葬儀・法事
故人や先祖を供養する中心的役割。
除夜の鐘(大晦日)
108回鐘を撞くのが一般的です。
1年の煩悩を取り払い、新しい清らかな気持ちで新年を迎えるという意味があります。
多くは、大晦日の夜11時半ごろから撞き始め、新年を迎える頃に108回目となるよう調整します。
彼岸会(ひがんえ)(お彼岸)
春分・秋分の前後7日間に行われる仏教行事で先祖供養を目的とします。
春分(しゅんぶん)・・・3月20日前後
秋分(しゅうぶん)・・・9月23日前後
参拝方法
山門をくぐる前に合掌・一礼。
本堂で静かに合掌して手を合わせる。
神社のように「拍手」はしない。
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