SAS CSVファイルを読み込み出力データで確認

SASのCSVファイルを読み込み出力データで確認するサンプルです。

確認環境
・SAS 9.4 (University Edition)

目次

サンプル 1.ファイルのアップロード
  2.コードを実行
  3.出力データを確認

1.ファイルのアップロード

CSVファイルの以下のデータをSAS環境にアップロードします※。
ファイル名はtest.csvです。

名称,金額,個数,合計
りんご,110,5,550
みかん,120,3,360
ばなな,95,4,380

※SASのUniversity Editionは、仮想環境で動いているためです。

 

2.アップロードのアイコンをクリックします。

 

3.ファイルの選択ボタンを押し、CSVファイルを選択してアップロードボタンを押します。

 

4.CSVファイルのtest.csvがアップロードされました。

 

2.コードを入力

以下のコードを入力します。

%web_drop_table(WORK.TEST2);

FILENAME REFFILE '/folders/myfolders/sasuser.v94/test.csv' encoding="Shift_JIS"; 

PROC IMPORT DATAFILE=REFFILE
	DBMS=CSV
	OUT=WORK.TEST2;
	GETNAMES=YES;
RUN;

PROC CONTENTS DATA=WORK.TEST2; RUN;

%web_open_table(WORK.TEST2);

3行目は、ファイルのパスを指定しています。
元のファイルの文字コードがshift_jisのためshift_jisのエンコーディングの指定もしています。
5行目からファイルを読み込んでいます。
DATAFILEは、読み込むファイルを指定します。
DBMSは、ファイルの種類を指定します。
OUTは、データセット(ライブラリ参照名.データセット名)を指定します。
GETNAMEは、YESの場合1行目が変数名になります。NOの場合は変数名になりません。

上記の元になるコードは自動生成できます。
SAS上のtest.csvを右クリックして「データのインポート」でコードが生成されます。

https://www.sas.com/offices/asiapacific/japan/service/technical/faq/list/body/ba196.html

 

3.出力データを確認

上記コードを実行して出力データのタブをクリックするとCSVファイルの内容が表示されます。

出力データでは、列指定のソートや列の表示非表示等を操作できます。

またライブラリのマイライブラリ配下に、作成したWORK.TEST2が自動で作成されます。

このTEST2をダブルクリックすると上記の出力データが表示されます。
※ただし、SASを終了するとWORK配下は削除されます。

関連の記事

SAS if文のサンプル
SAS ループ文のサンプル(do)
SAS マクロとマクロ変数のサンプル
SAS エクセルを読み込み出力データで確認

△上に戻る