SASのcardsからデータセット作成し利用するサンプルです。
確認環境 ・SAS 9.4 (University Edition) |
目次
サンプル | cardsを使用してデータセットを作成する |
データセットの列の横の合計を算出する | |
データセットの列の縦の合計を算出する |
cardsを使用してデータセットを作成する
DATA test1;
input name $ kokugo sansuu eigo;
cards;
suzuki 80 80 90
tanaka 70 90 95
sato 70 80 95
;
run;
1行目のtest1は、workライブラリ配下にtest1データセットを作成します。
2行目は、表の列名になります。列の値が文字列のときはドルマーク($)を後ろにつけます。
3行目は、cardsがあります。7行目のセミコロン(;)までがデータの値になります。
4~6行目は、データです。値の区切りは半角スペースです。
実行するとworkライブラリの配下にTEST1データセットが作成されます。
TEST1データセットをダブルクリックすると以下の表が表示されます。
データセットの列の横の合計を算出する
DATA test2;
set test1;
goukei = kokugo + sansuu + eigo;
run;
1行目は、test2というデータセットをwork配下に出力します。
2行目は、読み込むデータセット名(test1)です。
3行目は、計算結果の値を変数のgoukeiに代入しています。
実行すると以下のように結果が各行の右端に列として追加されます。
データセットの列の縦の合計を算出する
proc univariate data= test1;
var kokugo;
output out=test2 sum = Sumkokugo;
run;
1行目の先頭はprocです。
univariateは、3行目のsum(合計)を使用するために必要です。
data以降は、読み込むデータセット名(test1)です。
2行目は、計算対象の列名を指定します。
3行目のoutはworkのtest2データセットを出力します。sumは合計です。
実行すると以下のように列の縦の合計が表示されます。
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