Rubyのif文(式)のサンプルです。
目次
サンプル | if文(式) / if文のサンプル |
ネストの構造 ifの中にif | |
if式のサンプル | |
演算子 | 比較演算子 |
論理演算子の論理積(&&) AかつB | |
論理演算子の論理和(||) AまたはB | |
論理演算子の否定(!) Aではない | |
三項演算子 |
if文(式)
[変数 = ] if 条件式 処理 end |
// elsifとelseを書く場合 if 条件式 処理 elsif 条件式 処理 else 処理 end |
- Rubyのifは、値を返すことができます(=if式)。
- 値を返さない使い方もできます。
- 条件が合致する場合、配下の処理が実行され、if文の処理は終了します。
- 条件が合致することをtrue(真)ともいいます。
- 条件が合致しない場合、配下の処理は実行されず、その下(elsif/else/if文終了)に進みます。
- 条件が合致しないことをfalse(偽)ともいいます。
- elsifは、1つ以上記述できます。省略可能です。
- elseの処理は、どの条件も合致しなかったときに実行されます。elseは1つのみ記述できます。省略可能です。
if文のサンプル
a = 1
if a == 0
puts "1つめ"
elsif a == 1
puts "2つめ" # 2つめが出力される
else
puts "3つめ"
end
3行目から9行目までがif文です。
5行目は、条件が合致する(aの値は1である)のでその配下の処理が実行されます。
6行目の処理が実行されif文を抜けます(終了します)。
文字列の値の比較
文字列の値の比較も比較演算子の==で行います。
a = "あいう"
if a == "あいう"
puts "true" # trueが出力される
else
puts "false"
end
ネストの構造 ifの中にif
ネストの構造のサンプルです。
a = 1
b = 1
if a == 1
if b == 1
puts "aとbは1" # aとbは1が出力される
end
end
5行目は、ifの中にifを記述しています。ネストの構造です。入れ子ともいいます。
4,5行目は、trueになり文字列が表示されます。
if式のサンプル
ifの結果を変数にセットします。
a = 1
b = if a == 0
puts "1つめ"
elsif a == 1
puts "2つめ"
else
puts "3つめ"
end
puts b # 2つめが出力される
3行目は、if文の判定の結果を変数にセットしています。
10行目は、変数の値を表示しています。
比較演算子
上記コードの==は比較演算子です。
比較演算子は、2つの値を比べて真偽値(true/false)を返します。
条件を満たしていればtrue,そうでない場合はfalseです。
比較演算子 | 説明 |
---|---|
a == b | aとbの値は等しい |
a != b | aとbの値は等しくない |
a > b | aはbより大きい |
a >= b | aはbより大きい または 等しい |
a < b | aはbより小さい |
a <= b | aはbより小さい または 等しい |
論理演算子の論理積(&&) AかつB
if 左の条件式 && 右の条件式 |
- 左の式と右の式が両方ともtrueの場合、trueになります。それ以外はfalseです。
- 左の式がfalseの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
a = 2
b = 2
if a == 2 && b == 2
puts "p1" # p1が表示される
else
puts "p2"
end
4行目は、左の式と右の式が共にtrueなので、trueになります。
論理演算子の論理和(||) AまたはB
if (左の条件式) || (右の条件式) |
- 左の式または右の式のどちらかがtrueの場合、trueになります。
- 左の式がtrueの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
a = 1
b = 2
if a == 2 || b == 2
puts "p1" # p1が表示される
else
puts "p2"
end
4行目は、左の式はfalseですが右の式がtrueなのでtrueになります。
論理演算子の否定(!) Aではない
if !(条件式) |
- 条件式がfalseの場合にtrueになります。
- 条件式がtrueの場合にfalseになります。
a = 1
if a != 2
puts "p1" # p1が表示される
end
if a != 1
puts "p1"
else
puts "p2" # p2が表示される
end
3行目は値の比較でfalseになり、それを否定するのでtrueになります。
7行目は値の比較でtrueになり、それを否定するのでfalseになります。
三項演算子
変数 = 条件式 ? 値1 : 値2 |
- 条件式がtrueのとき、値1を返します。
- 条件式がfalseのとき、値2を返します。
a = 1
b = a == 0 ? "p1" : "p2"
puts b # p2が表示される
if a == 0
puts "p1"
else
puts "p2" # p2が表示される
end
3行目は、三項演算子です。
3,4行目をif文で書くと、6~10行目のようになります。
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