心理学の用語
用語 | 意味 |
---|---|
サンクコスト効果 (コンコルド効果) |
すでに費やしたコスト(お金、時間等)を惜しんでやめられない心理 例:事業で赤字で今後の見込みもないが、巨額の投資をしたので途中でやめられないとして損害を拡大させてしまう |
認知的不協和理論 | 人は自分の考えと矛盾する行動をとると、不快な心理的ストレスを感じる。 この不快感を減らすため、自分の行動を正当化しようと考え方を無意識に変える。 例:この商品は高すぎると考えたが、その商品を購入した→購入後に失敗したかもという後悔を打ち消すために商品への評価を高める |
バーナム効果 | 誰にでも当てはまるような曖昧で一般的な性格の記述を、あたかも自分だけに当てはまると錯覚する心理現象。 例:最近疲れが取れないと感じていませんか?→漠然とした指摘だが、自分に向けたメッセージと感じ提示された商品が解決策と錯覚する |
返報性の原理 | 何かしてもらうとお返しをしたくなる心理 |
ハロー効果 | 一つの特徴が全体評価に影響する心理 例:身だしなみが整っている営業担当者は仕事もできると評価される→見た目の良さが能力の評価を底上げしている 情報が少ない状況(初対面や初めての商品選びなど)のとき、判断を簡略化するために強く働く傾向があります。 |
アンカリング効果 | 最初に提示された情報(アンカー)が、その後の判断や評価に無意識に大きな影響を与える。 例:飲食店で10,000円のコースがあり、次に提示された5000円のコースが手頃な価格だと感じられる |
バンドワゴン効果 | 多くの人が行っている行動や選んでいるものを正しい、安心と見なし、自分もそれに従いたくなる心理 例:「売上No.1」と書かれた商品を購入する、行列ができている店舗をみると何か良いものに違いないと感じ自分も並びたくなる |
初頭効果 | 最初に得た情報が、その後の印象や判断に強く影響する心理 最初で興味と信頼をつかむ 例:プレゼンの冒頭、営業トーク、広告コピー |
親近効果 | 最後に得た情報が、最も記憶に残りやすい心理 最後で印象を固定・行動を促す 例:プレゼンの締め、提案書の結び、営業クロージング |
確証バイアス | 自分の信じたい情報だけを集める心理 |
単純接触効果 (ザイオンス効果) |
繰り返し接すると好感が増す心理 |
フレーミング効果 | 同じ内容でも表現で印象が変わる心理 例:サブスクリプションの料金で、 月額3,000円から1日あたり100円と料金の単位を小さくすることで心理的な抵抗を下げる |
同調圧力 | 周囲の意見に合わせようとする心理 |
ピグマリオン効果 | 期待されることで成果が上がる心理 |
カリギュラ効果 | 禁止されると逆にやりたくなる心理 |
フット・イン・ザ・ドア (一貫性の原理) |
小さな要求を受け入れると、その後の大きな要求も受け入れやすくなる。 |
プロスペクト理論 | 人は利益を得る喜びよりも、損失を回避したいという感情の方が強く働く。 例:「今逃すと損」「キャンペーン終了間近」 |
ウィンザー効果 | 情報の提供者自身が語るよりも、第三者からの情報の方が信頼されやすいという心理。 |
希少性の原理 | 手に入りにくいほど価値を感じる心理 例:「限定」「残りわずか」「期間限定」 |