PHPでSQLiteに接続してinsert/update/deleteするサンプルです。
(確認環境:PHP 7.2.8,SQLite 3.26.0,XAMPP 7.2.8,Windows 10)
目次
SQLの実行 | insertのサンプル |
updateのサンプル | |
deleteのサンプル | |
プレースホルダ | |
環境 | php.iniの設定 |
接続先のデータベースとテーブル |
insertのサンプル
SQLiteに接続してインサートを実行するサンプルです。
<?php
// DB接続情報
$dsn = 'sqlite:E:\dev\sqlite-test\test1.db';
//$username = '';
//$password = '';
$id = '4';
$name = '竹田';
$romaji = 'takeda';
// try-catch
try{
// データベースへの接続を表すPDOインスタンスを生成
$dbh = new PDO($dsn);
// 静的プレースホルダを指定
$dbh->setAttribute(PDO::ATTR_EMULATE_PREPARES, false);
// DBエラー発生時は例外を投げる設定
$dbh->setAttribute(PDO::ATTR_ERRMODE, PDO::ERRMODE_EXCEPTION);
// SQL文 「:名称」は、名前付きプレースホルダ
$stmt = $dbh->prepare("INSERT INTO employee(id,name,romaji) VALUES (:id,:name,:romaji)");
//トランザクション処理
$dbh->beginTransaction();
try{
$stmt->bindParam(':id', $id);
$stmt->bindParam(':name', $name);
$stmt->bindParam(':romaji', $romaji);
$stmt->execute();
//コミット
$dbh->commit();
}catch (PDOException $e) {
//ロールバック
$dbh->rollback();
throw $e; //
}
// 接続を閉じる
//$pdo = null; スクリプト終了時に自動で切断されるので不要
}catch (PDOException $e) {
// UTF8に文字エンコーディングを変換します
exit(mb_convert_encoding($e->getMessage(),'UTF-8','SJIS-win'));
}
?>
3行目は、SQLiteのデータベースの場所を指定しています。
4,5行目のユーザーとパスワードは、SQLiteにはありません。
23行目は、名前付きプレースホルダを使用したSQLです。(:名称)の箇所が名前付きプレースホルダです。
29~31行目は、6~8行目の変数を23行目のプレースホルダにバインドしています。
updateのサンプル
SQLiteに接続してアップデートを実行するサンプルです。
<?php
// DB接続情報
$dsn = 'sqlite:E:\dev\sqlite-test\test1.db';
//$username = '';
//$password = '';
$name = '中田';
$romaji = 'nakata';
$id = 3;
// try-catch
try{
// データベースへの接続を表すPDOインスタンスを生成
$pdo = new PDO($dsn);
// 静的プレースホルダを指定
$pdo->setAttribute(PDO::ATTR_EMULATE_PREPARES, false);
// DBエラー発生時は例外を投げる設定
$pdo->setAttribute(PDO::ATTR_ERRMODE, PDO::ERRMODE_EXCEPTION);
// SQL文 「:名称」は、名前付きプレースホルダ
$stmt = $pdo->prepare("UPDATE employee SET name=:name,romaji=:romaji WHERE id=:id");
//トランザクション処理
$pdo->beginTransaction();
try{
$stmt ->bindParam(':name', $name);
$stmt ->bindParam(':romaji', $romaji);
$stmt ->bindParam(':id', $id);
$stmt->execute();
//コミット
$pdo->commit();
}catch (PDOException $e) {
//ロールバック
$pdo->rollback();
throw $e; //
}
// 接続を閉じる
//$pdo = null; スクリプト終了時に自動で切断されるので不要
}catch (PDOException $e) {
// UTF8に文字エンコーディングを変換します
exit(mb_convert_encoding($e->getMessage(),'UTF-8','SJIS-win'));
}
?>
3行目は、SQLiteのデータベースの場所を指定しています。
4,5行目のユーザーとパスワードは、SQLiteにはありません。
23行目は、名前付きプレースホルダを使用したSQLです。(:名称)の箇所が名前付きプレースホルダです。
29~31行目は、6~8行目の変数を23行目のプレースホルダにバインドしています。
deleteのサンプル
SQLiteに接続して削除を実行するサンプルです。
<?php
// DB接続情報
$dsn = 'sqlite:E:\dev\sqlite-test\test1.db';
//$username = '';
//$password = '';
$id = 3;
// try-catch
try{
// データベースへの接続を表すPDOインスタンスを生成
$pdo = new PDO($dsn);
// 静的プレースホルダを指定
$pdo->setAttribute(PDO::ATTR_EMULATE_PREPARES, false);
// DBエラー発生時は例外を投げる設定
$pdo->setAttribute(PDO::ATTR_ERRMODE, PDO::ERRMODE_EXCEPTION);
// SQL文 「:名称」は、名前付きプレースホルダ
$stmt = $pdo->prepare("DELETE FROM employee WHERE id=:id");
//トランザクション処理
$pdo->beginTransaction();
try{
$stmt ->bindParam(':id', $id);
$stmt->execute();
//コミット
$pdo->commit();
}catch (PDOException $e) {
//ロールバック
$pdo->rollback();
throw $e; //
}
// 接続を閉じる
//$pdo = null; スクリプト終了時に自動で切断されるので不要
}catch (PDOException $e) {
// UTF8に文字エンコーディングを変換します
exit(mb_convert_encoding($e->getMessage(),'UTF-8','SJIS-win'));
}
?>
3行目は、SQLiteのデータベースの場所を指定しています。
4,5行目のユーザーとパスワードは、SQLiteにはありません。
23行目は、名前付きプレースホルダを使用したSQLです。(:名称)の箇所が名前付きプレースホルダです。
29行目は、7行目の変数を23行目のプレースホルダにバインドしています。
プレースホルダ
- SQLにある(:名称)は、名前付きプレースホルダです。
→疑問符(?)のプレースホルダのやり方もあります。 - 動的に値をセットできます。
- 入力される不正な文字を抑止できるのでSQLインジェクション対策になります。
- 固定文字列のSQLの部分がプリコンパイルされるので実行速度が上がります。
- place=場所、holder=入れものです。
リンク
以下はPHPマニュアルのPDOの接続、および接続の管理のリンクです。
https://php.net/manual/ja/pdo.connections.php
以下はPHPマニュアルのPDO::setAttributeのリンクです。
https://php.net/manual/ja/pdo.setattribute.php
以下はPHPマニュアルのPDO::begintransactionのリンクです。
https://php.net/manual/ja/pdo.begintransaction.php
php.iniの設定
上記コードを動かすためには、php.iniの;extension=pdo_sqliteのコメントのセミコロン(;)を削除します。変更した場合は、apahceを再起動します。
セミコロンがある場合、could not find driverと表示されます。
;extension=pdo_firebird
extension=pdo_mysql
;extension=pdo_oci
;extension=pdo_odbc
extension=pdo_pgsql
extension=pdo_sqlite
;extension=pgsql
;extension=shmop
接続先のデータベースとテーブル
接続先のデータベースとテーブルについては、以下を参照願います。
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