Perlのエスケープシーケンスのサンプルです。
目次
| 文字 | エスケープシーケンスとは |
| よく使うエスケープシーケンスの一覧 | |
| エスケープシーケンスのサンプル |
エスケープシーケンスとは
| \文字 |
- エスケープシーケンスは、通常の文字の機能や意味とは異なるものにします。
→\"で文字列をくくるダブルコーテーション(")の機能はなくして文字として表示させる。
→\nで改行とします。\tをタブとします。 - 円記号(バックスラッシュ)はエスケープ文字です。
- エスケープ文字+文字でエスケープシーケンスです。
- バックスラッシュ(円記号)の文字コードは、shift-jisでは0x5C、UnicodeではU+005Cです。
よく使うエスケープシーケンスの一覧
| 文字 | 説明 |
|---|---|
| \" | ダブルコーテーションを文字として表示する |
| \t | タブを表示する |
| \\ | バックスラッシュを表示する |
| \n | 改行 (LF)する |
| \b | バックスペース(一文字削除されます) |
| \XXX | ASCII文字を表示する XXXは、3桁の8進数です。\101は、Aと表示されます。 |
| \xXX | ASCII文字を表示する XXは2桁の16進数です。\x41はAと表示されます。 |
| \N{U+xxxx} | Unicodeコードポイントのエスケープです。 xxxxは4桁の16進数です。\N{U+0041}は、Aと表示されます。 |
エスケープシーケンスのサンプル
#! /usr/bin/perl
use strict;
use warnings;
# ダブルコーテーションを表示
print ("あいう\"えお"); # あいう"えお
# タブを表示
print ("あいう\tえお"); # あいう えお
# バックスラッシュを表示
print ("あいう\\えお"); # あいう\えお
# 改行を行う
print ("あいう\nえお"); # あいうで改行される
# バックスペース(1文字削除)
print ("あいう\bえお"); # あいえお
# 円記号(バックスラッシュ)と8進数3桁を指定
print ("\101"); # A
# 円記号(バックスラッシュ)とxと16進数2桁を指定
print ("\x41"); # A
# 円記号(バックスラッシュ)とNとU+と16進数4桁を指定
print ("\N{U+0041}"); # A
6行目は、ダブルコーテーションをエスケープしています。
文字列の開始と終了の機能ではなく、文字として表示しています。
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