jQueryのif文のサンプルです。
目次
サンプル | if文 / ネストの構造 |
三項演算子 / undefinedを比較 / nullを比較 | |
比較演算子 | |
論理演算子 | 論理積(&&) / 論理和(||) / 論理否定(!) |
if文
if (条件){ 処理 } else if (条件) { 処理 } else { 処理 } |
- 条件がtrueの場合、配下のブロック{ }の処理が実行され、if文の処理は終了します。
- 条件がfalseの場合、配下のブロック{ }の処理は実行されず、その下(else if/else/if文終了)に進みます。
- else ifは、1つ以上記述できます。省略可です。
- elseのブロック{ }の処理は、どの条件もtrueでなかったときに実行されます。elseは1つのみ記述できます。省略可です。
if文のサンプルです。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
const a = 1;
if (a === 0) {
console.log("1つめ");
} else if (a === 1) {
console.log("2つめ"); // 2つめが表示される
} else {
console.log("3つめ");
}
});
</script>
4行目は、変数aに値をセットしています。
6行目からif文が始まります。
9行目のif文はtrueになるのでその配下の処理が実行されます。
10行目の処理が実行されif文を抜けます。
ネストの構造
ネストの構造のサンプルです。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
const a = 1;
const b = 1;
if (a === 1) {
if (b === 1) {
console.log("p1");//p1が表示される
}
}
});
</script>
8行目は、if文の中にif文を記述しています。ネストの構造です。入れ子ともいいます。
比較演算子
上記コードの===は比較演算子です。
比較演算子は、2つの値を比べて真偽値(true/false)を返します。
イコール3つ(===)は値と型を比較します。
比較演算子 | 説明 |
---|---|
a == b | aとbの値は等しい |
a === b | aとbの値は等しい かつ 型も等しい |
a != b | aとbの値は等しくない |
a !== b | aとbの値が等しくない または 型が等しくない |
a > b | aはbより大きい |
a >= b | aはbより大きい または 等しい |
a < b | aはbより小さい |
a <= b | aはbより小さい または 等しい |
論理演算子の論理積(&&)
if (左の条件式) && (右の条件式) |
- 左の式と右の式が両方ともtrueの場合、trueになります。それ以外はfalseです。
- 左の式がfalseの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
const a = 6;
if ((a === 6) && (a < 10)){
console.log("OK"); // OKが表示される
} else {
console.log("NG");
}
});
</script>
6行目は、左の式と右の式が共にtrueなので、trueになります。
論理演算子の論理和(||)
if (左の条件式) || (右の条件式) |
- 左の式または右の式のどちらかがtrueの場合、trueになります。
- 左の式がtrueの場合、右の式は判定(評価)されません。これを短絡評価(ショートサーキット評価 : Short-Circuit Evaluation)といいます。
- 論理和(||)は論理演算子です。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
const a = 1;
if ((a === 0) || (a < 10)){
console.log("OK"); // OKが表示される
} else {
console.log("NG");
}
});
</script>
6行目は、左の式はfalseですが右の式がtrueなのでtrueになります。
論理演算子の論理否定(!)
if !(条件式) |
- 式がfalseの場合にtrueになります。
- 式がtrueの場合にfalseになります。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
const a = 1;
if (!(a === 2)){
console.log("OK"); // OKが表示される
}
if (!(a === 1)){
console.log("OK");
} else {
console.log("NG"); // NGが表示される
}
});
</script>
6行目は値の比較でfalseになり、それを!で否定するのでtrueになります。
10行目は値の比較でtrueになり、それを!で否定するのでfalseになります。
三項演算子
変数 = 条件式 ? 値1 : 値2 |
- 条件式がtrueのとき、値1が返されます。
- 条件式がfalseのとき、値2が返されます。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
const a = 1;
const b = a === 0 ? "test1" : "test2";
console.log(b); // test2が表示される
if(a===0){
console.log("test1");
} else {
console.log("test2"); // test2が表示される
}
});
</script>
5行目は、三項演算子です。
5,6行目をif文で書くと、8~12行目のようになります。
undefinedを比較する
if (typeof 変数 === "undefined") |
- undefinedは変数に値が代入されていない状態を表します。
- undefinedを比較するときは、typeof演算子を使用します。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
var a;
if (typeof a === "undefined") {
console.log("aはundefinedです"); // 出力される
}
var b = 1;
if (typeof b !== "undefined") {
console.log("bはundefinedでない"); // 出力される
}
});
</script>
5行目は、typeof演算子でundefinedか比較しています。
10行目は、否定(!==)です。
nullを比較する
if (変数 === null) |
- nullは中身が空の状態を表します。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function() {
var a = null;
if (a === null) {
console.log("aはnullです"); // 出力される
}
var b = "test";
if (b !== null) {
console.log("bはnullでない"); // 出力される
}
});
</script>
6行目は、比較演算子の===でnullを比較しています。
12行目は、否定(!==)です。
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